暴力団員に捜査情報を漏らしたとして、神奈川県警察本部が10日、40代の男性警部補を懲戒免職にしたことが、捜査関係者への取材で分かりました。 警察は警部補が情報漏えいを繰り返していたとみて、地方公務員法違反の疑いで捜査を進めています。 捜査関係者によりますと、懲戒免職の処分を受けたのは神奈川県警察本部の捜査2課に所属する40代の男性警部補です。 警部補は去年、暴力団員に対して、警察が捜査していた事件の関係先として組事務所に捜索に入る日付を教えるなど、捜査情報を漏らしていたということです。 警部補は以前、暴力団対策課に所属していて、警察は「警部補が暴力団側から金銭の提供を受けている」という情報が外部から寄せられたことから、調べを進めていました。 金銭の提供は確認されなかったということですが、警察は警部補が繰り返し捜査情報を漏らしていたとみて、地方公務員法違反の疑いで捜査を進めています。