16年ぶりの東京ダービーに魅了された。 東京ヴェルディがJ1に戻ってきたことで復活したFC東京とのカード。4月13日、快晴の味の素スタジアムには3万1746人の観衆を集めた。 試合前の両チームサポーターが火花を散らす。大合唱がスタジアムに響き、そして鮮やかな「コレオグラフィー」がスタンドを彩った。 美しい-。このひと言に尽きる。 東京V対東京 コレオグラフィーを披露する東京Vサポーター(撮影・井上学)東京V対東京 コレオグラフィーを披露する東京サポーター(撮影・井上学)東京V対東京 握手を交わす東京V(左)と東京の選手(撮影・井上学)■染野ボレーに遠藤の2ゴール 16年前のダービーではFC東京を率いた城福監督、その言葉が頭に浮かんだ。 「あれだけの熱量で、いわゆる劇場というか、シアターというか。ファン以外の方にも、サッカーにこんな熱量のこういう試合、空間があるんだという発信できる可能性があ