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ブックマーク / chuokoron.jp (6)

  • 民主主義は権威主義に劣るのか? コロナ下の政治体制を分析する 安中進|政治・経済|中央公論.jp

    世界的なコロナ危機の状況下にあって、コロナ対応においては、私権制限をできる権威主義国家の方が民主主義国家より「優れている」という言説が、データを論拠に散見される。果たしてそうなのか? 早稲田大学高等研究所の安中進講師が、改めてデータを分析し、コロナ下の政治体制を検討する。 (『中央公論』2021年9月号より) 新型コロナウイルス(以下、コロナウイルス)が世界中で猛威をふるっている。ワクチンの開発と普及にともない、予防接種の進んだ国々では収束の傾向も若干見られるが、完全な出口の展望はいまだに開かれていない。 この未曽有の危機に際し、民主主義という政治体制のもとでは、大規模なパンデミックに機動的、能動的に対応できず、多くの死者が出ることが避けられないと悲観的に考える向きもある。実際、少なからぬ有識者が、コロナウイルスへの対応では、私権を強制的に制限できる権威主義国家の方が民主主義国家より優れて

    民主主義は権威主義に劣るのか? コロナ下の政治体制を分析する 安中進|政治・経済|中央公論.jp
  • 細谷雄一×東野篤子×小泉 悠「ウクライナ戦争が変えた日本の言論地図」|国際|中央公論.jp

    さまざまな人の発言、ときには誹謗中傷も飛び交うネット空間。SNSを積極的に使って発言を続けている国際政治学者3名が、ウクライナ戦争以降のネットを中心とした言論空間について語り合った。 (『中央公論』2024年4月号より抜粋) SNSを始めたのは...... 細谷 小泉さんは20万人、東野さんは10万人弱と、日の国際政治学者ではトップクラスのX(旧Twitter)のフォロワーをお持ちです。今日は、まずSNSを使い始めた経緯から話すことにしましょうか。 小泉 私が初めてやったSNSは、大学時代に流行ったmixi(ミクシィ)です。mixiが廃れて以降はしばらく遠ざかっていましたが、その後、外務省の専門分析員をしていたとき、当時の情報官が「Twitterというものができた。アメリカの専門家の意見がリアルタイムで読めてすごいぞ」と言うのを聞き、アカウントを作りました。以来、時折つぶやいたり他人の意

    細谷雄一×東野篤子×小泉 悠「ウクライナ戦争が変えた日本の言論地図」|国際|中央公論.jp
  • 片岡剛士 アベノミクス後をいかに乗り切るか――日本経済10年の軌跡を踏まえて考える|政治・経済|中央公論.jp

    黒田東彦日銀行総裁の後任人事に注目が集まる中、PwCコンサルティング合同会社チーフエコノミストの片岡剛士氏がこの10年ほどの金融政策を検討。アベノミクスの位置づけなどを行いつつ歴史を振り返り、その残した課題なども考えます。 (『中央公論』2023年2月号より) 政府と日銀行(以下、日銀)が共同声明をまとめ、消費者物価の前年比上昇率2%という「物価安定の目標」を導入してから10年が経つ。早ければ1月には次期日銀総裁・副総裁人事が政府から提示される可能性もあるだろう。 稿では、この10年ほどの黒田東彦総裁の金融政策と日経済の動向を概観しつつ、足元の経済・物価動向について述べ、今後の金融政策を考えてみたい。

    片岡剛士 アベノミクス後をいかに乗り切るか――日本経済10年の軌跡を踏まえて考える|政治・経済|中央公論.jp
  • 「財務省二・二六事件」を封じた安倍首相、最後の一手|政治・経済|中央公論.jp

    なぜ、年内の衆院解散・総選挙だったのか──。国民の多くはそんな疑問を感じ続けているようだ。 安倍晋三首相が十一月二十一日に解散に踏み切った背景を検証すると、「内向き解散」とも呼べる実態が浮かび上がる。首相の真の狙いは、税率一〇%への消費増税を一年半先送りするため に、自民党や財務省などの「増税派」勢力を抑え込むことにあった、という見方だ。 「アベノミクスの継続しか、日経済を再生させる道はありません」 首相は師走選挙で、全国の自民党公認候補がそう声をからす姿を満足げに見つめるだろう。有権者に対し、党が一体となって、増税の先送りを含む首相の経済政策「アベノミクス」への支持を懸命に訴えることになるのだ。党内の先送りへの異論は消え去った。 元来、首相は増税に慎重だった。 「増税して経済が腰折れしたら税収も上がらず、元も子もなくなる」「一年半で消費税を五%から一〇%へと倍にした国なんてない」「一つ

    「財務省二・二六事件」を封じた安倍首相、最後の一手|政治・経済|中央公論.jp
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2022/08/23
    “首相は財務省幹部に、増税を先送りした時の税収見積もりを提出するよう指示したが、幹部は応じなかったという”“「先送りなら幹部がそろって辞表を出す」と真顔で話す財務省幹部すらいた”
  • 疫病と戦争を考える上で外せない中公文庫 Dain|連載|中央公論.jp

    Dainが選ぶ「私の好きな中公文庫」 ウィリアム・H・マクニール『疫病と世界史(上・下)』(佐々木昭夫訳) マーチン・ファン・クレフェルト『補給戦――何が勝敗を決定するのか』(佐藤佐三郎訳) ウィリアム・H・マクニール『戦争の世界史(上・下)』(高橋均訳) 中公文庫といえば世界史だ。 現代の問題を手繰っていくと、必ず歴史を紐解くことになる。その際、極めて重要な名著を廉価で出してくれるのが中公文庫だ。なかでも、大好き&ガチでお薦めしたいのがこれ。 まずウィリアム・H・マクニール『疫病と世界史』。人類の歴史を「感染症」という観点から解きなおした名著で、コロナ禍の未来を考える際に外すことができない。 当たり前だが、微生物は目に見えない。ましてや、昔の微生物なんて残っていない。だが、著者マクニールは、膨大な文献を読み解きながら、帝国や文明の勃興・衰亡レベルで影響を与えていた微生物の侵入経路を暴き、

    疫病と戦争を考える上で外せない中公文庫 Dain|連載|中央公論.jp
  • 《追悼・立花隆さん》京橋には科学編集者がいた|文化|中央公論.jp

    ノンフィクション作家の立花隆さんが4月30日に亡くなりました。 小社では『宇宙からの帰還』『脳死』『人体再生』など、主に科学をテーマにした著作を刊行してくださいました。月刊『中央公論』の130周年企画「私と中央公論」に寄せたエッセイをここに再録いたします。 (『中央公論』2017年6月号より) 愛読書は科学雑誌『自然』 私にとって中央公論と言えば、科学雑誌の『自然』である。小学生から『子どもの科学』を購読し、付録の天体望遠鏡や顕微鏡を作るうちに科学少年になっていた私は、中学生になると『自然』を読むようになっていた。父が編集者だったので、は家中に転がっていたし、や雑誌ならば割と何でも買ってくれていたのだ。当時、中央公論社の『自然』は、岩波書店の『科学』と双璧をなす科学雑誌で、一般読者はもちろん、科学者からも信頼されていた。岩波の『科学』は専門用語が頻出する学術誌に近い雑誌だった一方、『自

    《追悼・立花隆さん》京橋には科学編集者がいた|文化|中央公論.jp
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