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社会と経済学に関するlotus3000のブックマーク (8)

  • 政府のやるべきことと民間のやるべきこと - しっきーのブログ

    政府はわかりやすく予測しやすいルールを示す 民間はリスクと責任を一致させる 松尾匡著「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」を読んだ。書の主張を一言で言えば、経済学の原則を守れということ。 ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼 (PHP新書) 作者: 松尾匡出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2014/11/15メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る ソ連の教訓 もはや自由主義の勝利とは誰も言わないだろうが、ソ連、共産主義陣営があのような悲惨な結末に終わったのはなぜだろうか?「競争がないから駄目になる」「共産主義だとみんな怠けて努力しない」みたいな話は大間違い。 ソ連は資主義国と変わらないほど競争が盛んで、苛烈な受験戦争、出世競争があった。地位が上がれば長時間行列に並ばなくてよくなるし、不正して良い思いができる。出世へのインセンティブは十分だった。 ソ連崩壊の原因は、経営者

    政府のやるべきことと民間のやるべきこと - しっきーのブログ
  • 失われた平等を求めて 経済学者、トマ・ピケティ教授:朝日新聞デジタル

    自由と平等。民主主義の理念のうち、自由がグローバル時代の空気となる一方、平等はしばらく影を潜めていた。だがその間、貧富の差や社会の亀裂は拡大し、人々の不安が高まった。そこに登場したのが大著「21世紀の資」。不平等の構造をあざやかに描いた著者のトマ・ピケティ教授は「私は悲観していない」という。■競争がすべて?バカバカしい ――あなたは「21世紀の資」の中で、あまりに富の集中が進んだ社会では、効果的な抑圧装置でもないかぎり革命が起きるだろう、と述べています。経済書でありながら不平等が社会にもたらす脅威、民主主義への危機感がにじんでいます。 「その通りです。あらゆる社会は、とりわけ近代的な民主的社会は、不平等を正当化できる理由を必要としています。不平等の歴史は常に政治歴史です。単に経済の歴史ではありません」 「人は何らかの方法で不平等を正そう、それに影響を及ぼそうと多様な制度を導入してきま

    失われた平等を求めて 経済学者、トマ・ピケティ教授:朝日新聞デジタル
  • クルーグマン:「自己責任化」によって健康保険問題が解決しない理由 - macska dot org

    牧波昆布郎さんのこんぶダイアリー経由で毎日新聞記事「縦並び社会・格差の現場から 患者になれない」を読む。国民健康保険料を払えない人が、医療費が全額自己負担になってしまうために相当病状が悪化するまで我慢して医療を受けられなくなっている問題(この記事は、「縦並び社会 第1部 格差の現場から」という連載の一部のようです)。患者や病院のソーシャルワーカーや保険料集金に回る国保推進員がそれぞれの立場で発しているコメントが痛々しい。そこで今回は、珍しく日政治に関係したエントリ。 記事を読んで、だんだん日もこういう社会になってきているんだなー、これじゃ米国のことをバカにしてばかりもいられないとまず思ったけれど、いざこうした事態に陥ると米国より日の方が深刻かもしれない。米国は医療保険を受けられない人が日と比べ桁違いに多いけれど、そういう人がたくさんいるというのは社会的に織り込み済みだから、不十分

    クルーグマン:「自己責任化」によって健康保険問題が解決しない理由 - macska dot org
  • 性と景気+田中正造直訴110年

    松尾匡のページ11年12月14日 性と景気+田中正造直訴110年 毎週末なんかある感じであわただしいです。前回のエッセーで報告した1日の名古屋講演のあと、そこにも書きましたけど、3日には東京で性感染症の学会で共同報告に立ち会い、終わってすぐ九州に帰宅。 翌週は、10日土曜日に、後援会役員やっている市議会議員の後援会の忘年会の会場準備だけして、ただちに空港に向かい、11日は一日中、経済理論学会の雑誌の編集委員会でした。今回はこの委員会の報告書類三種類作らなければならなかった。 12日月曜日の昼すぎ九州の自宅に帰り着き、翌朝には出講のため滋賀県へ。今週末土曜日は、うちの学部のゼミナール大会があるので、それまで大学にいます。 12日に東京から帰りの飛行機の中で、今執筆中の新書原稿のことを考えていたのですが、こんな調子で日の初期社会主義の歴史ばかり書いていたら他のことが書けなくなると悟って、一か

  • 経済学と社会学 - 社会学者の研究メモ

    前回のエントリは自分で読んでも不親切なような気がしますので、ちょっと補足しておきます。まず、経済学のモデルが規範的かどうか(効率性という価値基準からの政策決定のモデルをもっぱら意図しているか)ですが、もちろん違うという意見もあるかと思います。最近話題になったレヴィット(S.Levitt)の"Freakonomics"なんか、最初から「経済学にはこんな説明力があるんだよ」ということを示そうとしています。(中絶と犯罪率の関係なんて、すごく社会学的な研究関心です。)新制度派の一人で先にノーベル経済学賞をとっているノースD.Northも、規範的モデルではなく歴史的説明を重んじています。とはいいつつも、他の学問に比べれば格段に規範的だし、「その研究にはどういう政策的含意があるの?」と聞かれる頻度も他の学問よりは多いでしょう。 Freakonomics: A Rogue Economist Explo

    経済学と社会学 - 社会学者の研究メモ
  • 政治の失敗の構造 - 社会学者の研究メモ

    社会学先日のエントリでとりとめもない終わり方をしたので、今回はフォローします。前回と違ってちょっとまじめに。 市場の失敗→政府の失敗→マスコミの失敗...高校の教科書までは、政府が存在するのは「国民の福祉のため」と書いてあると思います。これに対して、経済学的には国民の福祉を達成するのは基的には市場であり、政府が登場するのは市場がときどき失敗するから、ということになります。そして、経済学の一分野(公共選択論)では、この続きを主張します。つまり政府も失敗する。公共選択論の創始者のブキャナンによれば、民主制のもとでは財政における支出過剰への圧力が高まります(財政赤字へのバイアス)。では政府の失敗に対処するのは...?経済学の世界では、政府と市場のあいだを行ったり来たりします。政府が失敗するなら市場重視、市場が失敗するなら政府重視...というかんじです。ここではこの往復からちょっと抜け出してみま

  • 『アニマルスピリット』 - 社会学者の研究メモ

    家の近くのオリオン書房に平積みされていたので、買ってとりあえず読んだ。 アニマルスピリット 作者: ジョージ・A・アカロフ,ロバート・シラー,山形浩生出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/05/29メディア: 単行購入: 11人 クリック: 154回この商品を含むブログ (66件) を見る 訳文は読みやすかった。おかげで1日で読めた。 これまでの経済学が見落としてきた5つの「アニマルスピリット」、つまり安心(confidence)、公平(fairness)、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語を考慮することで、経済現象がよりよく説明できる、という主張。バックにあるのは、行動経済学と社会心理学。社会学の仕事も参照されている。ブラウの交換理論が「公平さ」の説明の際に登場する。また、黒人の「物語」の説明として、エスノグラフィーの名作、『タリーズコーナー』が参照されている。 タリーズコーナ

    『アニマルスピリット』 - 社会学者の研究メモ
  • macska dot org » Blog Archive » わたしは左翼であるのかないのか、あるいは経済学をこのブログで取り上げる理由

    最近、このブログのコメント欄や別ブログの方でちょっとくだらない議論をいくつかやってしまったのだけれど、その中でわたしのことを「左翼」と決めつける人がいたり、また別の人が「左翼とは思わない」と書いたりと、わたしの政治姿勢そのものが議題となった。また、どちらのブログにおいても経済学に関連した話題を取り上げることが最近増えており、なぜフェミニズムやセクシュアリティなど社会的公正の問題を中心的に扱っているブログにこうして経済学の話が頻出するのかと疑問に思っている人もいるのではないかと思う。来わたしがどういう思想の持ち主であっても言っている内容を議論するのに関係ないだろうとは思うのだけれど、左翼フェミニストだから云々と「隠れた意図」まで想像されてあれこれ言われているようなので、今回はそのあたりを以前にも軽く取り上げた Thomas Sowell『A Conflict of Visions: Ide

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