1.「科学」の幻想 2.「科学」は面倒な議論を単純化できる。 3.自分を合理的な人間だと思いたい人達 4.「配慮」と「共感」の現代 4.崩壊する民主主義 【参考文献】 1.「科学」の幻想 「科学」という言葉は、かなり安易に使われている。 「科学的」であるということはそれだけで偉いことのように言われ、「科学的ではない」という言葉はかなり批判的に使われている。(「文学」や「哲学」ではこうはいかない。「文学的」「哲学的」という言葉は「しゃれてる」「なんか小難しい」くらいの意味で使われがちだ) 問題は「科学」を正しさを証明してくれるものとして盲信する態度が人々の内にあることだ。 実際、「科学」が何なのかを説明できずとも、とにかく「科学的」であることは重要であるということを言う人も多い。しかしそれは詭弁ではないかという話を前回記事では説明した。 「科学」とは何かについては過去説明した通りだが、やはり