「Abema x GLOBE」壁特集より 入国するとすぐ、メキシコ人男性が笑顔で近寄ってきた。歯の白さが際立つ。みやげ物の客引きかと思ったら、意外なものを売り込み始めた。 歯がきれいで陽気な客引きのメキシコ人男性たち 「歯医者はどうだい?歯のクリーニングも漂白もやっているよ」 後ろの建物をよく見ると歯科の看板だらけ。「新しい歯が欲しいなら米国は1本800ドル、ここなら140ドルさ」 通りは歯科と薬局と眼鏡店だらけ 町を歩くと、通りはどこも歯科、歯科、歯科。そこにたまに加わるのが薬局と眼鏡店、伝統工芸品店だ。路上には薬の名前と値段がびっちり並ぶ看板が立ち、中庭にあるしゃれたカフェに入ると、下の写真のように屋根の先に「バイアグラ100ミリグラム」との宣伝が書かれていた。 いったいここはどんな町なのか。私はランチにメキシコ料理を食べに来ただけだったのだが、気になってこのままでは帰れない。手がかり