「メガネ先輩」だけじゃないぞ。カーリングを見ていて、いつも感じていた。 18年平昌五輪、韓国の「メガネ先輩」こと金ウンジョンが話題となったが、メガネをかけた選手は他にもいた。それも数多く。ただ、そのキャラクターの濃さと、日本代表ロコ・ソラーレとの準決勝の印象が強すぎた。 それから4年ほど。だから、昨年12月の北京五輪最終予選は衝撃だった。「やっぱり、メガネだらけだぞ…」。参加9カ国の「メガネ率」を数えてみた。レギュラー36人中、なんと12人も。3分の1! もう「先輩」だけの専売特許ではない。きっと何か理由があるのだ。 【ロコ・ソラーレ4連勝かけ中国戦 ライブ速報】はこちら>>これ以上ない回答者に会えたのは1月だった。日本女子の「トップ4」、18年には世界選手権出場経験もある小穴桃里(26)こそ、日本で最も有名な「メガネ」なカーリング選手だ。 「ついに、聞いてくれましたか。ちゃんと訳がありま
2020年東京五輪・パラリンピックで、暑さの影響が大きいマラソンの競技時間を巡る議論が収まらない。大会組織委員会は当初予定よりも30分早め、午前7時スタートとしたが、今夏の猛暑を受け、さらなる前倒しを求める声や、サマータイムの導入、夜開催の提案まで飛び出している。組織委は競技時間のさらなる見直しを迫られている。 ◆さらに前倒しか 五輪の競技日程は、組織委が7月18日、国際オリンピック委員会(IOC)理事会に提案、承認された。マラソンは女子が8月2日、男子は同9日で、暑さを考慮して、五輪招致段階では午前7時半としていた開始時間を同7時に前倒しした。 組織委幹部によると、「7時でも暑い」との意見も出たが、選手側から「スタートの3時間前には起床する。早過ぎると体調管理が難しい」との意見があり、7時に落ち着いたという。 しかし、今夏の猛暑で都内では7月23日に初めて最高気温が40度を超えた。同日、
くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。 著書は日本の政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。 情報戦の裏側 できれば起きてほしくない「不祥事」だが、起きてしまった後でも正しい広報戦略さえ取れば、傷を最小限に済ませることができる。企業不祥事はもちろん、政治家の選挙戦略、芸能人の不倫ネタまで、あらゆる事象の背後にある「情報戦」を読み解く。 バックナンバー一覧 またもや朝日新聞の
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