そもそもアーカイブとは 「アーカイブ」という言葉自体は非常に広く使われていることもあり、多くの人が通常のデータ保存やバックアップと混同してしまいがちだ。確かにデータ保存やバックアップと密接に関係しているのだが、「アーカイブとは何か?」「どのようにシステムに組み込むのがいいのか?」という点を整理することで、大変効率よくストレージを運用できるようになるのだ。 さらに、今後は内部統制やコンプライアンス(法令順守)を推進する際にアーカイブが大変重要な意味を持つようになることもあり、今回のキーワードとしてあらためて取り上げてみたい。 一般的にアーカイブとは「1つ、もしくは複数のファイルを圧縮して保存すること」ととらえられがちだが、アーカイブのそもそもの由来は「記録保管庫」からきている。例えば、書類などを長期にわたって安全に保管して、必要になった場合に容易に取り出すことができる書庫のようなものだと考え