読者惑わすミスリード 閑話休題。 先月末、拙宅のテレビを買い替えた。 11年間使用したパイオニアのプラズマテレビが修理不能なレベルまで画質が悪化したためだ。画質が落ち始めた昨年夏より、筆者は家電量販店に足しげく通い、価格動向と内外メーカーの製品を見比べてきた。 買い替えで購入したのは、韓国LGのLED液晶テレビ。国内メーカー数社の同グレードと比較した上でのことだ。 この旨をFacebookで記したところ、「なぜ日本製を買わないのか」とのコメントが寄せられた。コメントには、多分に批判めいたトーンが含まれていた。発言者は筆者のかつての同僚で、現在は古巣の要職に就いている人物。 そこで、かつての同僚に対し、本稿で触れてきたような内容を説明した次第。 筆者がなにを言いたいかと言えば、大手マスコミの経済報道に携わっている人物でさえ、このような認識を抱き続けていた。つまり、筆者はひどく落胆した次第であ