昨年12月、東京駅が開業100周年を迎えた。改めて注目してみると、この駅はなんとも多様な魅力を備えている。旅の玄関口という役割以上に、もはや駅そのものがひとつの観光スポットとして成立しているのだ。 駅だけで満足できる、お手軽なレジャーをご紹介します。
昨年12月、東京駅が開業100周年を迎えた。改めて注目してみると、この駅はなんとも多様な魅力を備えている。旅の玄関口という役割以上に、もはや駅そのものがひとつの観光スポットとして成立しているのだ。 駅だけで満足できる、お手軽なレジャーをご紹介します。
1997年生まれ。大学院で教育学を勉強しつつ、チェーン店やテーマパーク、街の噂について書いてます。教育関係の記事についても書きたいと思っているが今まで書いてきた記事との接点が見つからなくて途方に暮れている。 前の記事:富士そばは街ごとに味が違うらしい > 個人サイト Note 低いところから高いところまで歩かずに行く 長野県乗鞍岳へは、かねてから行きたいと思っていた。 日本百名山を名付けた深田久弥が「日本で最もすぐれた山岳風景」だとえらく高い評価を授けているのだが、本当にそんなにすごいのか、気になっていたのだ。 そんなとき、DPZの林さんと「最短歩数で高いところまで行く」という企画の話が持ち上がった。そういえばと調べてみたら、乗鞍岳は標高2700mまでバスが通っている。これは日本で一番高いバス停らしい。乗鞍は、最短歩数で高いところに行くのに最適な山だったというわけだ。運命を感じた。 バス停
たとえば同じ駅でも、「東口はひらけているのに、西口があんまりひらけていない」ことがある。 ときにその差は「同じ駅でもなぜこんなに?」と思ってしまうほどで、その意外性になぜか惹かれてしまう。 そこでJR山手線全駅で調べると、どれほどの「ひらけている出口と、そうじゃない出口」の差を見られるのか。やってみた。 ライター、番組リサーチャー。過去に秘密のケンミンSHOWを7年担当し、ローカルネタにそこそこくわしい。「幻の○○」など、夢の跡を調べて歩くことがライフワークのひとつ。ほか卓球、カップラーメン、競馬が好き。(動画インタビュー) 前の記事:情報量の多い風景【東京VS大阪】 > 個人サイト 文化放想ホームランライター 渋谷駅新南口を見てくれ この旅のルールは、「出口から見たときの街の印象」で、“ひらけている方とそうじゃない方”を比べていくもの。なおその基準は完全に筆者の主観である。 なお1日で2
1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:ビジネスホテルのこだわり大全〜実践編〜 > 個人サイト 右脳TV 路線図で「コミュニケーションデザイン」を学ぶ というわけで千葉大学にやってきた。正確には千葉大学工学部。最寄りはJR西千葉駅である。 門の前で待っていたら歩道をテレビクルーが通り過ぎていった。『月曜からよふかし』の総武線ロケだろうか。 「コミュニケーションデザインⅣ」講義を担当する大森正樹さん。大学教授ではなく、鉄道会社JR西日本の方である。なぜ鉄道会社JRの人が大学で?というのは後ほど。 ひとくちに「デザイン」と言ってもいろいろある。 図形とか模様とかに限らず、建築も衣服もWebも工業製品もみんなデザインだ。「私もサザエさん、あなた
皇居、山手線の丸を中心に、縦横の直線と、曲線のみで構成された東京の路線図。 東京の路線図は、オフィシャルやアンオフィシャルなものなど様々に見かけるけれど、これほど大胆に曲線を多用して、しかもかっこいい路線図は、今までちょっと見かけたことがない。 東京の鉄道路線図はよく「カオス」だなんて言われているけれど、その「カオス」な路線図を、うまく整理してかっこよく仕上げてる。 調べてみると、韓国ソウル在住のデザイナー、キム・ジハンさんがデザインした路線図だという。 キムさんのウェブサイト「ZEROPERZERO」を見てみると、これだけではなく、もっとたくさんのかっこいい路線図があるようだ。
中国で走り出した日本の新幹線「はやて」のような中国の新幹線「和階号」。 和階号は、中国の北のほうの北京天津間と、東の方の上海南京間ばかりを走っているけれど、北京と上海は行く機会はあるけれど、南京とか天津に行く用事がなく、なかなか乗る機会がなかった。 でも時刻表を見たら1日数本だけ、北京と上海を10時間以上かけて往復する新幹線「和階号」があった。しかもそのほとんどが夜通し走る新幹線だ。乗りたくなった! 身近な新幹線ながら、なんだかわからないワクワク感を抱え、北京駅に向かった。 (ライスマウンテン) かなりブルジョワな列車らしい 中国の鉄道は基本全席指定席、そして中国の鉄道の切符は数日前から購入可能。だから乗車当日切符を買おうとしたら、指定席が売り切れで、立ち席しかないなんてことになりかねない。 ぼくはお盆休み終わりの帰省ラッシュのニュースを見るたびに、新幹線で座れないのはきついなー、立っちゃ
夏、鉄道各社はスタンプラリーを実施中である。 JR東日本はポケモン、東京メトロはポニョ・スタジオジブリのスタンプラリーだ。どこもメインターゲットである子どもを意識したキャラクターを起用している。 都営地下鉄は「しりとりスタンプラリー」である。 駅名をしりとりにしてスタンプラリーを完成させるのだ。ただキャラクターのハンコを押すだけではなくて、自分でしりとりルートを考えてまわるスタンプラリーである。 え、しりとり?!と意外に思うと同時にルートを考えはじめている自分もいる。妙に心惹かれるこのスタンプラリーをやってみた。(林 雄司) ディズニーからしりとりへ いきなりスタンプラリーをはじめてもいいのだが、まずは東京都交通局にこの企画意図などを聞くことにした。取材しつつ、もしかしたらルートのヒントが聞けたら…という魂胆もある。 対応していただいたのは東京都交通局の斉藤さん。 ---なぜしりとりなんで
自分はけっこう鉄道好きだと思っていますが、その中でも特に車両基地が好きだ、ということが最近わかりました。 線路が次々に枝分かれしていたり、電車が整然と並んでいたり、隅の方に古くて錆びた車両が放置されていたりするのが見えると、なんだかもう、いてもたってもいられなくなります。 そんなわけで、1日まるまる車両基地だけをめぐってきました。 (萩原 雅紀) 基地探しブーム 車両基地をめぐろうと思っても、まずはどこにあるのかを知らなくてはなりません。 そこで、ネットの地図サービスを使って車両基地を探したのですが、やっぱり便利なのはグーグルマップ(地図担当の方、すみません)。 線路上をスクロールしながらずっと辿って行ったのですが、面白いのは、ある縮尺を越えると、何もなかったところにいきなり大量の線路の描写がぐわっと現れること。これが楽しくなって、基地を探すのに何時間も没頭してしまいました。 以下にいくつ
大都市を結ぶ新幹線。大都市を繋ぐその間に、小さな都市の駅があるが、中にはすごく閑散とした駅もある。 普段はまずいかないような新幹線の閑散駅だけど、行く機会ができたので、北は岩手県から西は山口県まで3つの閑散駅に行ってみた。どれくらい閑散としているのだろう。 (ライスマウンテン) 長野新幹線「安中榛名」駅 まずは関東の新幹線の閑散駅「安中榛名」。関東だけに東京駅から最短で59分と、ぎりぎり1時間をきる場所にある。隣駅は軽井沢と高崎だ。 高崎というと、僕のイメージは、ビックカメラが東京では池袋だけにあったとき、池袋と高崎にビックカメラがあったので、高崎はビックカメラの街というイメージがあった。天才・たけしの元気が出るテレビ!!で林家ぺーが体当たりして、ビックのビの濁点を塗ったの見たことあるなあ。誰もついてけない情報でごめん。 高崎じゃない、安中榛名だ。この駅は「新幹線通勤とか楽勝でできますよ、
よくある怪談のパターンに、恐怖の階段というのがある。どこそこにある階段は、登るときの段数と降りるときの段数が違う、というような話だ。 実は鉄道業界にも、似たような噂があるのだという。ただしここで登場するのは、階段の段数ではなく、電車の駅の数だ。なんと、東京の中心を走る山手線が、内回りと外回りで駅の数が違うのだという。山手線は各駅停車しかないし、どちらも同じルートを走っているから停車駅は同じはずだ。もしそれでも駅の数が違うというのなら…。これはミステリーですぞ。 (text by 石川 大樹)
東京と千葉の都県境にあるJR総武線の小岩駅近辺をブラブラと散策していたところ、ちょっと変わった一軒の銭湯に出会った。 その銭湯の名は「ともの湯」。 「もしも銭湯の店主が鉄道マニアだったら」という往年のドリフコントのようなシチュエーションが、ここ小岩に現実として存在していたのだ。 (text by 玉置 豊) キャッチコピーがおかしい 小岩駅の南口を出て、昭和通り商店街というその名の通り昭和っぽい通りの商店街をずーっといったところにその銭湯はある。 ぱっと見た感じは、まあ下町によくある普通の銭湯っぽいのだが、壁に書かれたキャッチコピーがおかしいのだ。 8つのお風呂と軟水で 温泉気分 ここまでは普通である。誰しもが「あ、いろいろな種類のお風呂があって、水の質にもこだわっている銭湯なんだな。」と感心するだろう。なかなかよさそうな銭湯だねえと。で、唐突な3行目。 鉄道パノラマホール 銭湯ほったらか
長崎は佐世保から終点は佐賀県の有田まで、佐世保より北をグルッと一周する松浦鉄道、通称MR (エムアール)。 ( ミスターの旅ではない) 日本一駅の間隔が短いエリアや、日本(本土)最西端の駅など見所が豊富なローカル線。今回はこれに乗って旅をしたいと思う。 (text by T・斎藤) 不安な幕開け 佐世保と言えば先日、散弾銃乱射事件で騒然となったばかりだが、今回私が行ったのは事件が起きた翌日。朝早く出発したので、この時点ではまだ犯人が銃を持って逃走中と報じられていた。 それって、かなりヤバい状況ではないのか?? と不安を抱きつつも佐世保へと向う。移動の列車の中でかみさんからメールを受信。それによると、自殺した犯人(と思われる人物)がみつかったらしい。というわけで、松浦鉄道に乗る頃には安心して旅を楽しむことができるようになった。
島原鉄道、通称・島鉄が、来年の3月末で部分廃線となる。南半分がなくなってしまうのだ。 いかん、その前に乗りに行かなきゃ。 特にトロッコ列車は3月25日~11月30日の期間限定なので、もしかしたら今回を逃したらもう後が無いかもしれない。 という感じで記念乗車的に乗りに行ったわけだが…、 いやぁ、これがなんだかすごく良かったわけですわ。 (text by T・斎藤)
土合という駅をご存知だろうか。 「どあい」と読むこの駅はJR上越線、谷川岳の山中にひっそりとたたずむ無人駅である。 しかしこの小さな無人駅が、鉄道ファンのあいだでは「日本一のモグラ駅」として有名な駅なのだ。 いったい何がどんな風にモグラ駅なのか、行って確かめてきた。 (工藤 考浩) 越後湯沢から上越線で 先日のデイリーポータルZ5周年企画で金沢を訪れた帰り、せっかくなのでいつかは行ってみたいと思い続けた土合駅へ足を伸ばすことにした。 土合駅は山あいの小さな無人駅で、上り線はごく普通のホームなのだが、下り線のホームが駅舎から階段を462段も降りた地中深くにある「日本一のモグラ駅」だというのだ。 僕は地下が大好きなので、東京へ帰るには少し遠回りにはなるが、ぜひとも寄り道してみよう。 というわけで越後湯沢駅から上越線に乗り換えて、めざす土合駅へと出発した。
ターミナル駅からひとつめの駅はどこも雰囲気が似ている。 都心とは思えない小さな駅で降りる人もほとんどいない。たいてい各駅停車しかとまらなくて、人に言うと「ああ、そういえばそんな駅あるねえ」といわれる駅だ。そんな駅を4ヶ所わざわざ降りてみた。 先に言っておこう。びっくりするぐらい地味な記事ですよ。 (林 雄司) 小田急・南新宿 僕にとってのキングオブ「なんでこんな近いところに駅作っちゃったんだろう?」といえば南新宿だ。新宿から小田急に乗って1分でつく。 JR代々木駅から歩いて5分、新宿も歩いても10分という賃貸住宅だったら「駅近」と書かれる場所にある。しかしここも駅だ。 降りてしばらく歩いて振り返ったら駅を見失っていた。電車を降りてみても「なぜここに駅が?」と思った。
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