QualcommのSnapdragonチップが無断でユーザーの個人情報を収集、Qualcommのサーバに送信していることが、ドイツのセキュリティ企業の調査で明らかになりました。 Qualcommのチップは多くのAndroidスマートフォン、そしてiPhoneにも搭載されています。 データ送信先の見知らぬサーバの正体とは セキュリティ企業Nitrokeyは最初、「Googleに個人データを送信しないようにするにはどうすればいいか」という実験を行う予定でした。そのためAndroidのオープンソース版をソニーのXperia XA2にインストール、Google製アプリを完全に排除しました。 ところがXperia XA2はインターネットに接続するとその数秒後、「izatcloud.net」という、Nitrokeyが知らない企業のサーバーにつながったそうです。WHOISで検索したところ、izatclo
カタールでのサッカーワールドカップ観戦に必要な2つの公式アプリはスパイウェアだった? 2022 12/05 2022 FIFAワールドカップがカタールで開催されていますが、すべての外国人ビジターにダウンロードが義務付けられている2つの公式アプリは共にスパイウェアであるため、普段使いのデバイスにインストールすべきでない、とヨーロッパ政治専門メディアPOLITICOが報じています。 2つのアプリは「Ehteraz」と「Hayya」 カタールは、ワールドカップのビジターに対して「Ehteraz」と「Hayya」の2つの公式アプリのダウンロードを義務付けています。 Ehterazは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のトラッキングアプリで、Hayyaはワールドカップ公式アプリですが、これらのアプリをインストールするとカタール当局が人々のデータにアクセスし、コンテンツのチェック・削除・変更が
物理的な損傷を起こしたスマートフォンを修理に出す際は、個人情報の漏えい防止のため、初期状態に設定するユーザーも少なくはないでしょう。しかし、Samsungが新たに導入した「修理モード(Repair Mode)」なら、そんな手間も省けるようになります。 擬似的な初期化状態に データのバックアップを取ったうえで初期状態にしなくとも、Samsungが自社スマートフォン向けにリリースした新機能「修理モード」は、オンにして端末を再起動するだけで写真、メッセージ、アカウント、アプリを含む個人情報が非表示になります。 画面に表示されているのは、プレインストールされているアプリのみで、見た目にはリセットされて購入した直後の状態と変わりありません。解除するには、指紋認証かパターンロックが必要となります。 すべてのSamsungスマートフォンにこの新機能が提供されるわけではなく、韓国国内のGalaxy S21
イスラエルの企業であるNSO Groupが開発したスマートフォン向けスパイウェア「Pegasus」は、各国の政府機関や諜報機関によって市民活動家や反政府勢力の監視に使われたことが報じられています。新たに、合計30人を超えるタイの活動家やその支持者らのスマートフォンがPegasusに感染し、オーディオや写真、メール、連絡先などが筒抜けになっていたことが、 カナダのトロント大学を拠点とするセキュリティ研究機関・Citizen Labなどの調査により判明しました。 GeckoSpy: Pegasus Spyware Used Against Thailand’s Pro-Democracy Movement - The Citizen Lab https://citizenlab.ca/2022/07/geckospy-pegasus-spyware-used-against-thailands
米メディアUSA TODAYは現地時間1月13日、米国等のオリンピック委員会が北京オリンピックに出場予定の選手たちに対し、セキュリティ上の懸念があるとして、中国に個人用スマートフォンやPCを持ち込まないよう助言していると報じました。 スマホを持ち込まないよう助言 USA TODAYによると、オランダ、英国、オーストラリア、カナダの現地メディアは、各国のオリンピック委員会が北京オリンピック出場選手に対し、情報検閲の懸念から個人用デバイスを持参しないよう推奨していると報じました。 米国のオリンピック委員会は選手に対し、サイバー攻撃や情報漏洩の危険性があるため、プライベート端末を持ち込まずに、レンタルPCやプリペイド式等の使い捨て可能な端末を使用するよう助言しました。 選手への通達文には「中国に持ち込んだデータや端末での通信は全て監視され、情報が漏洩する可能性があると認識すべき」と記載されており
Essential Phoneの開発チーム、新型スマホ「OSOM OV1」を開発中 2021 12/23 Androidの父と呼ばれるアンディ・ルービン氏が開発したEssential Phoneは、さまざまな革新的な機能が搭載されていたものの売れ行きは芳しくなく、メーカーのEssentialはすでに営業を終了しています。 そんなEssential Phoneを開発したチームが新たに「OSOM Products」という会社を設立し、「OSOM OV1」と呼ばれるスマートフォンを開発していることがわかりました。 プライバシーに関する詳細な情報を得られるOSOM OV1 OSOM Productsに所属しているのはEssential PH-1を開発したチームからアンディ・ルービン氏をのぞいたコアメンバーです。 そして、OSOM Productsが開発しているスマートフォンであるOSOM OV1の
Googleにスマホ交換のため端末を送付したところ、ヌード写真がSNSに投稿される 2021 12/06 GoogleにPixelシリーズスマートフォンを交換のため送ったところ、アカウントがハッキングされたという報告が2件寄せられました。 持ち主のSNSアカウントが乗っ取られたり、PayPalアカウント経由でお金が盗まれたりしています。 GoogleへPixelスマホを修理に出したらアカウントを乗っ取られた 1つ目の報告はRedditに投稿されたものです。 投稿者は妻のPixelシリーズスマートフォンが故障したため、交換のためにGoogleに送付しました。 故障した端末は電源が入らず、送る前に初期状態に戻すことができなかったといいます。 そして交換されたスマートフォンが送り返されてから1カ月後、妻のSNSアカウントが乗っ取られ、投稿者と妻のヌード写真が公開されたそうです。 また、ハッキング
2年前、PINE64が意欲的なLinuxスマートフォン「PinePhone」を発売しましたが、同社はさらに進化した「PinePhone Pro」を発表しました。 カメラ、マイク、Wi-Fi&BT、ヘッドフォンジャック、LTEモデム(GPSを含む)を切るDIPスイッチは、前モデル同様に裏面カバーを取り外してすぐに切替可能。これらをハードウェアでオフにできるのはプライバシー面では極めて強力と言えます。普通のスマホではなかなかお目にかかれないギミックですね。 なおポゴピンと裏面カバーは前モデルと共通となっているため、周辺機器を共有できます。 OSはManjaro Linux with KDE Plasma Mobileで、Ubuntu TouchやSailfish OSなどLinuxベースのモバイルOSを導入可能。開発のためのリファレンスモデルとしての用途が考えられます。 スペックは、6型IPS
イスラエルのテクノロジー企業であるNSO Groupの開発・販売するスパイウェア「Pegasus」が、世界中のジャーナリストや人権運動家、政治活動家のスマートフォンをハッキングし、通話内容や位置情報を収集していたことが発覚しました。これを受けて、Pegasusの感染経路に使われていたメッセージアプリ「WhatsApp」開発企業のウィル・キャスカートCEOが、Appleや政府に対して「NSO Groupに厳しい姿勢をとるべき」と呼びかけました。 Officials who are US allies among targets of NSO malware, says WhatsApp chief | WhatsApp | The Guardian https://www.theguardian.com/technology/2021/jul/24/officials-who-are-us-
犯罪の捜査に際して、スマートフォンのロック画面の解除はよく議題に上ります。パスコードは知識としてみなされ黙秘権により守られるため、開示を強制されませんでしたが、指紋認証や顔認証は身体的特徴を使用するため、デバイスが捜査機関によって解除されてしまったなどといったケースが過去にありました。今回、ロック画面を表示することは捜査にあたるとの見解が米裁判所から出されたことで、今後令状なしで捜査機関が容疑者のスマホを触ることはできなくなる可能性が浮上しました。 令状なしでロック画面の表示はできないとの主張 米ワシントン州出身の男が2019年5月、複数の窃盗と傷害の容疑で起訴されました。起訴状によれば、ヨゼフ・サム容疑者は、Motorolaブランドのスマホを使用しており、逮捕時に警察官の一人が同氏のデバイスの電源ボタンを押して、ロック画面を表示したとのことです。なお、警察官がデバイスのロックを解除しよう
依然として拡大の勢いに衰えの見えない新型コロナウイルスの感染ですが、ヨーロッパでは感染拡大防止のため一歩踏み込んだ対策が取られるようです。 アメリカでは議論中 ヨーロッパの8つの大手携帯通信キャリア(ドイツテレコム、オレンジ、テレフォニカ、テレコムイタリア、テレノール、テリア、A1テレコムオーストリア、ボーダフォン)は、新型コロナウイルスのこれ以上の蔓延を食い止めるため顧客の位置情報を欧州委員会と共有することで合意しました。これで感染者のより正確な行動履歴を当局が把握できることになります。ただ位置情報は個人のプライバシーと密接に関わる情報であり、その取り扱いには十分な注意が必要とされます。 そのためアメリカではAppleを含むテック企業が政府と新型コロナウイルス対策を協議した席でも慎重に議論され、現時点で位置情報を当局と共有するという結論には至っていません。ただヨーロッパではさらに深刻な非
授業に出席しているかを確認するアプリを、新入生全員のスマートフォンにインストールさせる大学の方針が「プライバシーの侵害につながる」と議論を呼んでいます。 学生の教室への出入りをアプリで確認 学生の教室への出入りが確認できるアプリを強制的にインストールさせる方針が物議を醸しているのは、米ミズーリ州の公立大学、ミズーリ大学です。 ミズーリ大学では、4年前から運動部の新入生と学業不振学生のスマートフォンに「Spotter」アプリをインストールさせていますが、2020年1月に始まる春学期から、対象を新入生全員に拡大しました。 Spotterは、ミズーリ大学の運動部の元コーチ、リック・カーター氏が開発しました。カーター氏は、運動部学生が授業をさぼらないよう、出席を確認して回る労力を大幅に削減できた、と語っています。 現在、SpotterはAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)の母校である
オーストラリアやイギリスでは、テック企業に対してデータの引き渡しを容易にする法律が可決されており、アメリカの連邦捜査局(FBI)などの政府機関は法律がテック企業の暗号化の壁を突破できるかどうか見ているといわれています。AppleやFacebookなどのテック企業はメッセージングサービスなどの暗号化解除に対して断固反対しており、テック企業と政府機関との対立は続いています。 2013年のスノーデンの告発でテック企業は暗号化へ ”ダークになる問題”とも呼ばれるデータの暗号化やデバイスのロックは、「法律の執行と、インテリジェンスコミュニティへの影響を日々強めている」と、FBIの局長事務補佐官のエイミー・ヘス氏はコメントしています。 2013年に、エドワード・スノーデンによる米政府機関が多くの人々のコミュニケーションを傍聴しているとの告発があってからというもの、Apple、Facebookなどのテッ
GoogleがハイエンドAndroidスマートフォンの「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を発表しました。3世代目でようやく日本でも販売するということで、これまでより注目を集めています。 そして、多くの人が価格が高いと驚いています。これまでGoogleが出してきた「Nexus」シリーズや「Android One」とは違って、Pixelシリーズはハイエンドなので、「Galaxy」や「Xperia」のハイエンドモデルとあまり変わらないと思うのですが……。 また、「iPhoneと同じくらいの値段なのに、何でPixelを買うの?」という声もちらほら聞こえてきます。でも、「Pixel 3」(税込み9万5000円)の64GBと「iPhone XS」の64GB(税込み12万1824円)を単純に基本スペックで比較すると、Pixel 3は2万円以上安い割に、それほど劣っているとは思えません。 真面目に
米テレビネットワークCNBCが、テクノロジー企業とユーザーのプライバシーについて取り上げました。Appleがユーザーのプライバシー保護を尊重しているのに対し、ユーザーの情報を販売して利益を得るGoogleやAmazonの姿勢に疑問を投げかける内容となっています。 クックCEO「テクノロジー企業の言葉を信じてはいけない」 Facebookの約5,000万アカウントが乗っ取りの危機にあったことや、Googleがユーザーに分かりにくい形でユーザーの位置情報を収集していたことが明らかになり、テクノロジー企業とユーザーのプライバシーの問題が改めて注目を集めています。 Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は先日、VICE Newsのインタビューに応じ、Appleが顧客のプライバシーを重視する姿勢を改めて強調するとともに「テクノロジー企業が、サービス改善のために個人情報が必要だ、と言っても
スマートフォン向けOS「Android」からフォーク(分岐)し、Googleのサービスから切り離された「Googleフリー」なOS「/e/」のベータ版ROMがリリースされました。/e/は位置情報やメールデータを収集するGoogle系のアプリケーションを排除することで、プライバシー性の高さを打ち出しているOSです。 Leaving Apple & Google: /e/ first beta is here! – Hacker Noon https://hackernoon.com/leaving-apple-google-e-first-beta-is-here-89e39f492c6f Open-source alt-droid wants to know if it's still leaking data to Google • The Register https://www.th
Samsungの最新スマートフォンGalaxy S9などが、端末に保存されている画像をユーザーの知らないうちに送信していることが海外掲示板サイトで発見されました。送信履歴が残されないため、ユーザーが気付くのが困難な問題です。 全画像を送信されたケースも Samsungのフラッグシップスマートフォン、Galaxy S9やGalaxy Note 8のユーザーが、本体に保存していた画像が、連絡先に登録されている相手に勝手に送信されている、と海外掲示板サイトRedditユーザーが指摘しています。 画像は、Samsungのメッセージアプリで送信されているものの、送信履歴が残されていないため、写真を受け取った相手から指摘されるか、携帯電話キャリアの通信履歴などを確認しないと気付くことすらできません。 Redditには、同様の症状が発生したユーザーの書き込みがありますが、保存された写真全てを連絡先に登録
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