Apple Store銀座で3月13日、「TEACHER'S NIGHT:iPadが変える学び『コラボレーションと問題解決』」というイベントが開催された。筑波大学附属桐が丘特別支援学校で学ぶ生徒向けのiPadアプリを、筑波大学の学生が開発するという取り組みだ。最初に登壇したのは、筑波大学附属桐が丘特別支援学校の教諭である白石利夫氏。 特別支援学校の生徒が授業を受ける際の問題点 まず、特別支援学校の生徒が授業を受ける際に、難しさを感じているポイントについての解説があった。教科書などの書籍のページをめくるという動作では、ページが閉じてしまわないように、ページの一部を指で押さえながら、別の指でページをめくるという操作が困難とのこと。また、答案用紙の枠内に文字を書くことや、書いた文字を生徒自身があとから判別するのが難しいというケースもある。さらに、多くの教科書や副教材、プリント用紙などを一緒に持ち