英アームは1990年代前半にシャープをはじめとする日本の電機大手との契約をテコに、半導体の頭脳の中枢にあたる「アーキテクチャー」の設計に特化するという事業モデルを軌道に乗せた。急成長に向かう転機は97年に訪れた。アームにとって3番目のライセンス供与先だった米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)がアームの技術を採用するCPUを、当時は世界最大の携帯電話機メーカーだったフィンランド・ノキア
【最後の海賊・連載第3回 後編】楽天・三木谷浩史氏とソフトバンク・孫正義氏の人生は、時系列こそずれるが数奇なほど似ている。楽天は携帯電話の完全仮想化技術「楽天・コミュニケーションズ・プラットフォーム(RCP)」を開発し、ドイツのインターネット会社1&1に提供するなど、海外に打って出るための布陣を着々と整えている。 そしていまから15年前、三木谷氏同様大手キャリアに挑み、世界の壁を壊しにかかった孫氏には“コンパス”となる男がいた。週刊ポスト短期集中連載「最後の海賊」、ジャーナリスト・大西康之氏がレポートする。(文中敬称略) * * * 孫正義が世界に打って出たのは1994年11月。米国のコンピューター関連雑誌出版大手、ジフ・デービス・コミュニケーションズの展示会部門を2億200万ドル(約200億円)で買収した。 「俺は情報革命を起こすんだ!」 そう叫んでいた孫が株式を公開して市場から調達した
脱炭素へ! ソニーの戦略、アップルの野心、ソフトバンクの深謀遠慮 「カーボンニュートラル」を産業化せよ 厳しい目標設定 世界中のあらゆる企業で今、「二酸化炭素排出量削減」が求められている。 日本政府は2020年10月、2050年までに「カーボンニュートラル」を達成することを政策目標に据えた。カーボンニュートラルとは、二酸化炭素に代表される温室効果ガスの排出量から、森林等による吸収量を差し引いた「実質的な二酸化炭素排出量ゼロ」を実現することを指している。 国際的にカーボンニュートラルを目指す潮流が高まっており、IT機器についても、各企業が厳しい目標を立ててこれに取り組んでいる最中だ。 日本が掲げる「2050年までの全産業におけるカーボンニュートラル」という目標は、きわめてハードルの高いもので、実現可能性に対しては疑問を呈する声も多い。しかし、カーボンニュートラルに向けて、二酸化炭素排出量の削
ソフトバンクグループは、傘下の英半導体設計ARM Holdingsについて、完全または部分的な売却、株式公開などを含む選択肢を模索しているようです。The Wall Street Journalが報じています。 ソフトバンクが2016年に買収 ただし関係者によると、検討はまだ初期の段階であり、最終的に何もしないことを選択する可能性もあるとのことです。 ソフトバンクは2016年に3兆円以上でARMを買収、上場を廃止して完全小会社化しています。 しかし同社は現在、複数の資産売約を検討しており、今後は保有株の売却なども合わせ資金調達を行う計画だと伝えられています。またソフトバンクは以前より、ARMを再上場させる案についても触れていました。 孫正義社長の肝いりで行われたARM買収ですが、近年では風向きが変わってきたと、WSJは伝えています。ソフトバンクはARM買収によって、モノのインターネット(I
ソフトバンクグループは傘下の英半導体企業Arm Holdings(アーム・ホールディングス)の一部または全ての株式売却や株式公開などを検討していることをThe Wall Street Journalが報じています。 事情に詳しい関係者が明らかにしたとされ、ソフトバンクは4年前、320億ドルでARMを買収していました。 検討はまだ初期段階で、ゴールドマン・サックスがアドバイザーを務めているそうです。ソフトバンクは最終的に何も行わない可能性もあります。 AppleはMac製品でIntelから自社設計チップへ移行を発表 Armといえば、Appleは先日、Mac製品のプロセッサをIntelからARMベースの自社設計チップに移行することを正式に発表していました。 この報道を受けて、9to5Macは、AppleがArmの買収に関心を持っている可能性はあると伝えています。この噂は2010年にさかのぼりま
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは、2020年4月27日(月)に予定していた第2世代の「iPhone SE」の発売を5月11日(月)に延期することを発表しています。 今回の延期は、他人との接触機会を8割削減させるという日本政府の基本方針を踏まえた総務省からの新型コロナウイルス感染拡大防止に関わる取り組み強化の要請を受けて、実施されます。 なお、予約受付は4月20日(月)から開始されます。 いずれもオンラインショップでの利用を推奨(ソフトバンクとauは店頭受付も可能だが、ドコモはオンラインとHPのみ)しています。 iPhone SE (第2世代) Apple公式サイトでは4月20日(金)より予約受付を開始、27日(金)以降発送となっています。 Source:NTTドコモ, KDDI, ソフトバンク Apple公式サイト ドコモオンラインショップ ソフトバンク au Online Shop
iPhone SE(第2世代)の発売を、ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI(au)の大手キャリア3社が当初予定の4月27日(月)から5月11日(月)に延期すると発表しました。予約受付は予定どおり、4月20日(月)から行われます。 新型コロナ感染拡大防止のため発売を延期 iPhone SE(第2世代)は、ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI(au)の3社が4月20日(月)に予約受付を開始し、4月27日(月)に販売を開始すると発表していました。 しかし、3社は4月19日に、iPhone SE(第2世代)の発売を5月11日(月)に延期すると発表しました。 各社とも、延期の理由を「他人との接触を8割削減させるという日本政府の基本方針を踏まえた総務省からの感染拡大防止に関わる取り組み強化の要請」を受けたもの、と説明しています。 ■ソフトバンクの発表 ■NTTドコモの発表 ■KDDIの発表 予約には
11月20日、米国のアップルとインテルは、ソフトバンクグループ傘下の米投資会社フォートレス・インベストメント・グループが特許権を買い集め、ハイテク企業を次々に訴えている行為は反トラスト法(独占禁止法)に違反するとして、カリフォルニア州北部地区連邦地裁に提訴した。写真は都内で2016年6月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai) [サンフランシスコ 20日 ロイター] - 米国のアップルAAPL.OとインテルINTC.Oは20日、ソフトバンクグループ9984.T傘下の米投資会社フォートレス・インベストメント・グループが特許権を買い集め、ハイテク企業を次々に訴えている行為は反トラスト法(独占禁止法)に違反するとして、カリフォルニア州北部地区連邦地裁に提訴した。 インテルは先月、同様の訴訟を起こしていたが、20日に同訴訟を取り下げ、アップルとともに新たな訴訟を起こした。
公正取引委員会は7月11日、Appleが大手キャリア3社と交わした契約で、iPhoneの端末購入価格の割引を定めた内容が、料金プランを割高なものにしており、独占禁止法に違反している可能性がある、などとして実施していた調査の結果を発表しました。 Appleは、キャリア3社との間で、今後は端末購入価格の割引のない料金プランも提供する方針で合意しており、今後はユーザーの選択肢が広がることに期待できそうです。 2016年夏頃からAppleを標的とした動き 公正取引委員会は、2016年夏にはiPhoneの販売に関連して、Appleを標的にした動きを見せていました。 2016年8月、公正取引委員会は「携帯電話市場における競争政策上の課題について」と題した報告書を公開しました。 報告書では、「端末価格の大幅割引」や「SIMロック」「2年縛り」などについて、ユーザーの選択肢を奪うなど独占禁止法上の問題があ
スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の納入をめぐり、米アップルとアップルジャパン(東京)が、国内の携帯大手3社と結んでいる契約について公正取引委員会から独占禁止法違反(不公正な取引方法)にあたる可能性を指摘されたため、公取委に内容を見直す方針を伝えたことがわかった。各社が独自の料金プランでiPhoneを販売するのを難しくさせ、自由な事業展開を制限する契約内容になっていたという。 関係者によると、アップル側が見直すのは、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社に対し、iPhoneの仕入れ価格から一定額を値引いて利用者に販売するよう求めていた契約条項。3社が端末料金を値引きしない代わりに、長期間利用すれば割安になるなどのプランをつくっても、iPhoneだとこうしたプランでの販売が難しいという。 この契約条項について公取委は、大手3社が提供するプランの自由度が狭められ、その結
「Apple Watch Series 3」発表に伴い、NTTドコモとKDDIが13日朝それぞれ、Apple Watch Series 3とiPhoneで1つの電話番号を共有できるサービスを発表した。【更新】 LTEに対応した「Apple Watch Series 3」発表に伴い、NTTドコモとKDDIが9月13日朝それぞれ、Apple Watch Series 3とiPhoneで1つの電話番号を共有できるサービスを発表した。 ドコモのサービス名は「ワンナンバーサービス」で、料金は月額500円(税別、以下同)。KDDIは「ナンバーシェア」で月額350円。ソフトバンクも同様なサービス(月額350円)を13日昼に発表した。 「Apple Watch Series 3」は、Apple Watchシリーズで初めてLTEに対応。GPS + Cellularモデルなら、iPhoneとBluetooth
ソフトバンク、米社への投資中止=アップルに配慮か-新聞報道 【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は20日、 ソフトバンクグループ が、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の開発者が創業したベンチャー企業への投資を取りやめたと報じた。アップルへの配慮が一因としている。 同紙が複数の関係者の話として伝えたところでは、ソフトバンクはアンドロイドの生みの親であるアンディ・ルービン氏率いる米エッセンシャル・プロダクツ社に1億ドル(約113億円)を投資する計画だった。ソフトバンクの孫正義社長は、エッセンシャル社が今春発売予定の高機能スマートフォンについて、日本での販売を支援することも約束していたとされる。 しかし、ソフトバンクがIT分野への投資を目的に近く設立する10兆円規模のファンドにアップルが出資することが決まり、スマホ分野で同社と競合するエッセンシャル
ソフトバンクが1000億ドルの調達を目指して設立した「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」にAppleが10億ドルを出資する予定だと報じられていた件で、Appleがこれを認めた。同ファンドは、テクノロジ分野への大規模な投資を目的としている。 Appleの広報担当者はThe Wall Street Journalに対し、「ソフトバンクの新しいファンドが、Appleにとって戦略的に重要となり得る各種技術の開発を促進すると確信している」と述べた。 ソフトバンクは、テクノロジ分野への大規模な投資を対象に同ファンドに少なくとも250億ドルを出資する計画だ。最大450億ドルの出資を検討するサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)とも協議中だという。
Appleがソフトバンクグループのテクノロジファンドへの出資を検討している可能性がある。同ファンドは1000億ドルの資金調達を目指しており、実現すれば世界最大規模のテクノロジファンドになる。 Appleが契約にサインすれば、同ファンドは、時価総額が世界最高の企業を出資者に迎えることになる。 Appleは最大10億ドルの出資に向けて協議していると、Wall Street Journal(WSJ)は米国時間12月12日に匿名の情報筋の話として報じた。ただし、記事によると「まだ何も確定していない」という。 Sprintを所有するソフトバンクグループは、2017年のファンド設立を目指している。10月に発表されたこの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は新興技術に注力するものだとWSJは報じている。ソフトバンクグループは9月に半導体設計大手のARMを約240億ポンド(約3.3兆円)で買収した。この買
iPhone7が発表されたイベントにつづいて、AppleはソフトバンクをApple SIMの新たなパートナーとすると発表しました。国内ではすでにauがパートナー契約を結んでいます。 auに続いてソフトバンクも参入 Apple SIMはiPadに挿入することで国を問わず、現地のキャリア通信が可能になるというグローバルSIMです。今回新たに発表されたグアム、ケニア、モーリシャスを加えた世界140カ国以上で、Apple SIM1枚あればデータ通信ができます。 料金は国によってまちまちですが、すでにサービスを展開しているauでは、国内を対象として1GBあたり1,500円のプリペイドプランとなっています。今回の決定について、ソフトバンク側はコメントを控えていますが、同程度の価格で何らかの発表が近いうちにあると思われます。 まだまだ課題はある しかし、1GBあたり1,500円という価格は決して割安では
KDDIが導入したことに続き、ソフトバンクも18日、アップルが提供するサービスのキャリア決済に対応する予定であることを発表しました。 KDDIに続いてソフトバンクも! キャリア決済では、App StoreやApple Music、iTunes、iBooks、iCloudの容量追加といったアップルのサービスに伴う決済を、キャリアの通信料金と一括して支払うことが可能です。17日にKDDIが「auかんたん決済」で同決済に対応することを発表しており、ソフトバンクもこれに続いた形となっています。 ただし現時点では、対象サービスや開始時期については明らかにされていません。 残るはドコモですが、マイナビニュースの取材に同社は「ユーザーの要望があれば対応する可能性もあるが、現時点での対応予定はない」と答えており、仮に対応するとしても、実現はまだまだ先の話になりそうです。 キャリア決済のメリットはアップルも
ソフトバンクは本日、 Apple WatchおよびApple Watch Sportの取り扱い店舗を、全国361店舗から485店舗に拡大したことを発表しました。 9月時点の2店舗から大幅拡大 ソフトバンクは9月はじめの時点でApple WatchおよびApple Watch Sportを、同社銀座店と表参道店の2店舗に限り展開していましたが、同月18日に360店舗へと大幅拡大したほか、さらに今回485店舗に拡大したことを発表しています。 同社での購入であれば、金利0での割賦販売(ゼロ金利キャンペーン)での購入も可能です。一括で購入するのは荷が重いと感じるユーザーにとっては魅力的な制度であり、このサービスが利用できるユーザー数はさらに飛躍的に広がりそうです。 なお、ソフトバンクのiPhone6s、iPhone6s Plusを利用中または購入したユーザーならApple Watchが実質24,0
SoftBank TechnologyがApple Script Editorおよびrshの脆弱性によりOS X 10.10.5で権限昇格が可能になる脆弱性に関する調査レポートを公開しています。詳細は以下から。 OS X 10.10 YosemiteではrootpipeやDYLD_PRINT_TO_FILEを利用した権限昇格のゼロデイ脆弱性のPoCが報告され、1行でOS Xを「rm -rf /」出来るOne Line Commandも考案され話題になりましたが、 2015年4月10日 ▶OS X をパスワード無しで管理者のユーザー権限をroot化できる脆弱性「rootpipe」の概要が公開され、2011年からOS Xに隠れていたバックドア APIも明らかに 2015年4月21日 ▶Macの管理者ユーザー権限をパスワード無しでroot化できる脆弱性「rootpipe」はOS X 10.10.
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