ComputerworldとCIO Magazineは 2023年5月23日で閉鎖しました。 長らくのご購読ありがとうございました。 日経クロステック TOPページ
Appleが、iPhoneのモデムチップの調達先をIntelから台湾のMediaTekに切り替える、との予測をアナリストが発表しました。2018年のiPhoneには、Intelがモデムチップを独占供給すると予測されていましたが、Intelはその座を譲ることになるかもしれません。 現在はQualcomm製とIntel製を採用 iPhone用のLTEモデムチップは、現在QualcommとIntelが供給しています。しかし、AppleとQualcommは契約条件などを巡って対立関係にあります。 このため、2018年のiPhoneに搭載されるモデムは全てIntel製になるだろう、と米有力紙Wall Street Journalが報じたほか、Apple関連の正確な情報で知られるアナリストのミンチー・クオ氏がKGI証券在籍時に予測していました。 IntelではなくMediaTekがモデムチップを独占供
米チップメーカーIntelは、2018年のiPhoneモデル向けのモデムチップの量産を始めたと報じられています。Qualcomm製モデムからの脱却は実現するのでしょうか。 Intelは実際にどれくらいのチップを置き換えることができるのか? 今年発表のiPhone向けに、Intelのモデムチップ「XMM7560」の量産が開始されたようです。「XMM7560」は、Intelの次世代通信規格5Gを推し進める試みの一つであり、最大で1秒あたり1ギガビットのダウンロード速度に到達可能とされています。Intelのデバイスグループのヴァイス・プレジデント、アシャ・ケディ氏は、「我々は追いついたと信じている。5Gを率いたい」と、コメントしています。 Intelのチップは世界中のモバイルネットワークで使用されているCDMAを採用しているため、どのキャリアでも問題なく動作するとされています。 現在、Apple
Appleは、iPhoneのサプライチェーンからQualcommを排除しようと努めており、今年のiPhoneでQualcomm製パーツから完全に脱却するのではないかといわれていましたが、2019年まではかかるとの新報道です。 着実に進むIntel製モデムへの切り替え 米メディアFast Companyによれば、2018年のiPhoneのLTEモデムの70%はIntelにより供給される見通しです。残りの30%はロイヤルティーをめぐって争いが続いているQualcommが担うとされています。 Intelはこれまで14ナノメートルのチップ生産を行なったことがなく、現在生産上の問題を抱えているといわれています。しかしながら6月、7月の大量生産に向けて肯定的であると伝えられています。 もし、歩留まりの低さ(不良品発生率の高い状態)が改善されなければ、モデム供給は70%に満たない可能性もあるとのことです
KGI証券の著名なアナリスト・Ming-Chi Kuo(郭明錤)氏は、Appleは2018年(今年)リリース予定の次期iPhone(iPhone 9?iPhone X Plus等)に搭載されるモデムチップ(ベースバンドチップ)はインテル(Intel)が単独のサプライヤーとなると予測されています。 以前は同アナリストは2018年度のiPhoneではクアルコム(Qualcomm)が70%のベースバンドチップのシェアをとり、その残りがインテルと予測していましたが、完全に逆転した形になります。そしてもしこれが実現したら、これまでのベースバンドモデムチップの覇者だったクアルコムの地位が危うくなり、業界地図が書き換えられてしまう可能性もあります。 Appleとの訴訟を抱えるクアルコム、Appleにとって製品購入は不本意だったのでは クアルコムは2世代前のiPhone 6sまではベースバンドモデムチップ
2018年のiPhoneには、Intel製のモデムチップが全面採用され、Qualcomm製モデムは使われなくなるだろう、との予測をApple関連情報の精度の高さで知られるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が発表しました。 著名アナリストが予測を変更 ミンチー・クオ氏は以前、2018年のiPhoneに採用されるモデムチップは70%がQualcomm製で、残りがIntel製になるだろうと予測していましたが、大幅に予測を変更したことになります。 Intelは、モデムチップの技術を進化させており、Appleが要求する性能基準を達成したほか、CDMA2000規格とデュアルSIM・デュアル・スタンバイ(DSDS)にも対応し、さらに戦略的な価格設定でのアピールも強めている模様です。 2018年のiPhoneで、Qualcomm製モデムチップが採用されなくなる、との予測を発表したのはクオ氏が初めてで
欧州委員会は24日、半導体メーカーのQualcommがAppleと、他企業を競争から排除するような取引契約を結んでいたとして、9億9,700万ユーロ(約1,350億円)の制裁金を科したと発表しました。 Appleに報酬金を払っていた? Qualcommは、同社のLTEチップのみを使用するよう過去5年間Appleに働きかけていたといわれています。 欧州委員会によれば、Qualcommは単にチップの価格を下げるだけでなく、ライバル社からチップを買わないようにAppleに報酬金を渡していたとのことで、これが独占禁止法に抵触するとされています。同委員会は2015年にQualcommのLTEチップの独占に関する調査を開始しました。 EUでは市場の独占自体は違法ではないものの、競争を妨げることは禁止されています。調査によると、2011年から2016年の間、QualcommのLTEチップは市場シェアの9
欧州連合(EU)の行政機能を担う欧州委員会は24日、米半導体大手クアルコムに対し、EU競争法(独占禁止法)違反で、9億9700万ユーロ(約1345億円)の制裁金を科したと発表した。クアルコムは米アップルに対し、自社の部品だけを使う見返りに、数十億ドルの報奨金を払っていたとしている。 欧州委によると、両社は2011年、アップルのiPhone(アイフォーン)などの半導体にクアルコム製品だけを使う代わり、クアルコムが報奨金をアップルに支払うことで合意した。合意は13年に16年末まで延長されたという。 欧州委は、携帯端末向け半導体で高いシェアを持つクアルコムが市場での独占的な地位を利用し、こうした合意を結んだと指摘。アップルが他社の部品を使うことを不正に妨害し、技術革新を妨げたと結論づけている。(ハーグ=津阪直樹)
次世代通信規格「5G」に対応したiPhoneには、Intel製の5Gモデムが搭載される見通しだと伝えられています。現在5Gモデムでは先行しているQualcommですが、AppleのエンジニアたちはIntelモデムが未来のiPhoneの要件を満たすと信じているようです。 iPhoneの5GモデムはQualcommではなくIntel Appleの2019年または2020年に発売予定の5G対応のiPhoneには、Intel製の5Gモデムが搭載される可能性が高いことが米雑誌Fast Companyにより報道されています。 2016年10月に世界初の5GモデムSnapdragon X50を発表するなど、現在5Gモデムにおいては先行していることで知られるQualcommですが、「5G対応iPhoneではIntel製5Gモデムが要件を満たす」とAppleエンジニアたちは信じているとのことです。 数千人規
AppleのiPhone Xには2つのタイプが存在することがわかりました。Qualcommモデムを搭載したものと、Intelモデムのものです。モデムチップはスマートフォンのセルラー通信をつかさどる重要な構成要素です。 QualcommよりもIntelのほうが速い SpeedSmartのベンチマークテストによると、iPhone XのQualcommモデム搭載バージョンに比べ、Intelバージョンのほうがより速い通信速度が得られたとのことです。 AT&Tの回線でのテストでは、Qualcommは27.46Mbpsの平均速度だったのに対し、Intelは30.13Mbpsを記録しました。 T-Mobileの回線でもQualcommが26.54Mbpsの平均速度だったのに比べ、Intelは33.34Mbpsと、前者を上回っています。 Qualcommモデムの機能が抑えられている? Appleは、iPh
Appleが、iPhoneに搭載するワイヤレスモデムを自社開発する動きが強まったようだ、とするレポートを投資情報会社が公開しています。Appleは、ワイヤレスモデムで高いシェアを持つQualcommと係争中であり、サプライヤーへの依存度を下げたい考えがあると見られます。 Apple、ワイヤレスモデム自社開発に新たな動き Appleが公開した、ワイヤレスモデムの開発を担当する技術者の求人から、同社がワイヤレスモデムの自社開発を進めようとしている可能性が高まったと考えられる、という分析を投資情報会社のMotley Foolが公開しました。 Appleがワイヤレスモデムの自社開発に取り組んでいるのではないか、との噂は以前からあり、5月にはQualcommから半導体担当副社長を引き抜いて注目を集めました。 Appleは、「上級デジタルICデザインエンジニア(Sr. Digital IC (PHY)
HomePodのファームウェアから、今度は次期Apple TVが4K、HDRに対応することを示唆する記述と、次期Apple Watchがセルラー版となることを意味すると思われる記述が見つかりました。 第5世代Apple TVは4K、HDRに対応か 連日新たな発見が報告されているHomePodのファームウェアから、今度は次世代Apple TV(第5世代)が4K、HDRに対応することを示唆するコードが見つかったと、iOSデベロッパーのギルヘルム・ランボー氏がツイッターで報告しています。 “kCoreThemeDynamicDisplayMode4kHDR”というのがその記述ですが、HomePodにはディスプレイはなく(LEDの小さなもののみ)、iOSデバイスにも4Kをネイティブに再生可能な解像度を持つ製品はないことから、これはApple TVを意味するはず、と推測しています。 またランボー氏は
Appleは年内に次期Apple Watchのリリースを計画しており、新型は直接セルラーネットワークに接続可能なため、iPhoneへの依存度が大幅に減る見通しです。Bloombergが報じています 年内にセルラー版Apple Watchが登場か 現行のApple Watchでマップのダウンロード、音楽のストリーミング、メッセージの送受信などを行なうには、iPhoneとワイヤレスに接続する必要があります。 しかし年内の発売が見込まれるApple Watch Series 3(仮称)の、少なくとも一部のモデルはLTEチップを搭載するため、iPhoneなしでできるタスクがかなり増えることになりそうです。 Apple Watch向けLTEモデムはIntelが供給 関係者の話によれば、Apple Watch向けのLTEモデムはQualcommではなく、Intelが供給する模様です。AppleとQua
Appleとは別に、アメリカの連邦取引委員会(FTC)もQualcommに対して、独占禁止法に抵触している疑いで訴訟を起こしています。この件について、カリフォルニア州の連邦地方裁判所がQualcommの主張を退けていたことが分かりました。 「ノーライセンス・ノーチップ」のQualcomm ブロードバンドチップを購入したクライアントにライセンス料の支払いを要求していたほか、競合他社にはライセンスの発行を拒否していた件について、こういったQualcommの行為が反競争的だとして、FTCは同社を訴えていました。 一方Qualcomm側も、今回の裁判で「たとえFTCの捜査がすべて正しいとしても、彼らが不正行為をしていないわけではない」とし、FTCの訴えを棄却するよう求めていました。 他のテクノロジー企業もFTCの見方を後押し これについて、連邦地方裁判所はFTCの主張が正しいことを認め、競合他社に
1月にQualcommを独禁法違反だと提訴したAppleが、今度はモデムの販売でそのモデムの技術ライセンス料も徴収するのは非合法だとして再度提訴した。 米Appleは6月20日(現地時間)、米Qualcommをカリフォルニア州南部地区地裁に提訴した。同社は1月、Qualcommを独禁法違反を訴えたが、今回は「Qualcommの非合法のビジネス慣行」に関するもの。 Appleはメディアに送った公式声明で「Qualcomm社の非合法のビジネス慣行はAppleならびに業界全体に害を与えている。同社は弊社に対して単一の通信接続用の部品を供給しているのみだが、数年にわたり、当社製品の総コストのうち一定のパーセンテージを要求し続けている」と主張する。 米Bloombergによると、Appleは訴状で、Qualcommがモデムの販売でそのモデムの技術ライセンス料も徴収するのは“ダブルディップ(二重取り)
Apple Insiderの報道によると、Appleが元クアルコム(Qualcomm)のエンジニアリング担当副社長だったEsin Terzioglu氏を同社の無線SoCチームのリーダーとして引き抜いて雇用したことを伝えている。これは正にAppleがデバイス内部のモデムチップ(ベースバンドチップ)を内部開発しようとしていることを証明したに他ならない。 マーケットリサーチ会社のCounterpoint ResearchのアナリストNeil Shah氏がTwitterで、Terzioglu氏が2日前にLinkedIn上のアクティビティ欄でクアルコムで8年素晴らしい時間を過ごした後、また新しい冒険に出ることになった、と書かれていることを紹介していた。 LinkedIn�上のEsin Terzioglu氏の写真 @CounterPointTR Timing! Apple hires QCOM VP
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く