AppleとGoogleは、プライバシーポリシーの制定やユーザーの位置情報データを売買する企業が使用するソフトウェア開発キット(SDK)を取り締まるなどしていますが、それらの規制の抜け穴をかいくぐり、多くのiOSアプリは、ユーザーの位置情報をデータブローカーに販売しています。 SDKを介さず直接ブローカーに位置情報を販売 かつては、データブローカーが、アプリ開発者が必要とする機能を簡単に追加できるよう設計されたSDKを作成することは一般的でした。しかし、これらのSDKには位置情報を含むユーザーデータを収集し、ブローカーがそれを販売できるという問題がありました。 Appleは昨年、SDKを取り締まり、開発者にアプリが収集するデータとその使用方法を開示する「プライバシーラベル」の表示を義務付けました。しかし、開発者の多くが規制の抜け穴を利用して、SDK経由ではなく、直接ブローカーに位置情報を販
ゲーム以外のアプリのサブスクリプション出費が世界的に増加傾向にあり、昨年トップ100アプリの収益に41%の成長がみられた、と調査会社Sensor Towerが資料を公開しました。ストアごとのサブスクリプション出費額では、App StoreはGoogle Playストアの2倍以上の水準となっています。 非ゲームサブスクリプションアプリの収益増 Sensor Towerによれば、2021年の非ゲームサブスクリプションアプリトップ100の収益は、130億ドル(約1兆5,020億円)から183億ドル(約2兆1,144億円)へと伸びたとのことです。41%の収益増は、2020年の34%の収益増を上回る数字です。 ゲームを含める全体のアプリ内課金額は1,316億ドル(約15兆2,051億円)に上りましたが、そのうち非ゲームサブスクリプションアプリトップ100が占める割合は14%となり、2020年の11.
iPadに「計算機」アプリがなぜかインストールされていないのは周知の事実となりつつありますが、ついにiPadのデフォルトとも呼べるようなアプリが登場しました。皮肉にも、その計算機アプリはGoogleが開発したもので、正式なアプリではなくブラウザ上で機能するWebアプリであるとのことです。 オフライン環境でも問題なく動作 GoogleがChrome OSに備え付けられた計算機アプリを再構築したと報じられたのは1月中旬のことですが、実はこれはWebアプリで、「calculator.apps.chrome」のURLでどのデバイスからでもアクセスできます。Webアプリはレスポンシブデザインが採用されているため、WindowsやMac、Android、iOS、どのような環境でも動作します。 同計算機アプリをiPad上で試したMacworldは、「これはiPadで長く求められていた標準の計算機アプリと
Google One VPN、iPhoneとiPadユーザー向けにサービスの提供開始 2022 2/02 Googleは現地時間2月1日、iPhone及びiPadユーザー向けにクラウドストレージサービス「Google One」のVPNサービスを提供開始することを発表しました。VPNサービスは、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、スペイン、メキシコなどを含む18カ国で利用可能で、今のところ、日本では利用することができません。 VPNサービス、米国、カナダなど18カ国で利用可能 Google OneのVPNサービスは2020年10月にAndroid向けに提供が開始されており、VPNを利用するには2TB以上のプレミアムプランに加入する必要があります。プレミアムプランの料金は、容量2TBで月額9.99ドル(日本では月額1,300円)です。 また、プレミアムプランのユーザーは、追加料金なしで最大5
Googleが、iPhoneなどのSafariでデフォルトの検索エンジンとしての座を維持するため、Appleに巨額の費用を支払っていることは知られています。2021年には前年よりさらに増えて約150億ドル(約1兆6,474億円)を支払っている模様です。 2014年の10億ドル、2021年には150億ドルに Googleが、Apple製品の標準ブラウザSafariのデフォルト検索エンジンであるために2021年に支払う金額は約150億ドル(約1兆6,500億円)になる、と金融サービス会社Bernsteinのアナリスト、トニ・サコナギ氏が投資家向けのメモで発表しました。 Appleの財務報告書とGoogleのトラフィック獲得コストを分析したサコナギ氏は、2021年の支払額は2020年の100億ドル(約1兆1,000億円)から増加している、と分析しています。 2022年には180億ドル〜200億ド
iPhoneおよびiPad向けChromeブラウザが久しぶりにメジャーアップデートされました。このアップデートでは3種類のウィジェットが利用可能になるなどの変更が行われています。 3種類のウィジェットが利用可能に iPhone/iPad向けのChromeブラウザは昨年11月にバージョン87がリリースされて以降、しばらくアップデートはマイナーアップデートにとどまっていました。 しかしながら、5月10日に久しぶりにメジャーアップデートがリリースされ、バージョンは一気に90に上がっています。 このアップデートでは3種類のウィジェットが利用可能になったことが最大の特徴です。 1つ目は横長のウィジェットで、Chromeのアドレスバーにアクセスするためのボタン、シークレットタブを開くボタン、音声検索を行うボタン、QRコードのスキャンを行うボタンが存在しています。 2つ目は正方形で、Chromeのアドレ
Googleが約3カ月ぶりに、GmailのiOSアプリをアップデートしました。最新バージョンは「6.0.210124」です。 3カ月ぶりのアップデート Googleは現地時間3月1日に、ようやくGmailのiOSアプリをアップデートしました。同社は約3カ月間、Gmailアプリをアップデートしていませんでした。 最新バージョンである「6.0.210124」のリリースノートには「バグの修正とパフォーマンスの改善」とだけあります。履歴を見れば3カ月もの間アップデートされていなかったことが一目瞭然です。 ほかのiOSアプリも同時に更新 Googleは同日、 Google Meet、Google Sheets、Google Docs、Google Calender、Google Tasksの各iOSアプリもアップデートしています。 Googleが長らくアプリをアップデートしなかったのは、アプリがどの
現地時間7月23日に開幕する今シーズンの米大リーグの試合において、Apple、Google、ソニーなどのIT企業が、大きな役割を果たすことになりそうです。 AppleのiPadとGoogleのクラウド 今シーズンの試合は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で開幕が大幅に遅れただけでなく、試合形式も大きく変わります。 COVID-19の感染を防止するため、米大リーグはクラブハウス内へのテレビの設置(選手たちが試合を見るための)を禁じました。それに代わり、AppleのiPadを各チームの選手とスタッフ向けに15台ずつ配布するとしています。 また大リーグの全30チームは、選手の動きを捉え、解析するためのツールStatcastを動作させるのに、Google Cloudを利用します。また同クラウドは、各チームのWebサイト運営やオンラインでのチケット販売にも活用されます。 無観客試合
iPadOSのマルチタスク機能のひとつであるSplit Viewが、ついにGmailのiPadアプリで使用できるようになりました。 2015年に導入されたSplit Viewが今になって実装 iPadOSでは、マルチタスク機能を利用して、2つのアプリを同時に操作したり、動画を観ながらメールに返信したり、複数のアプリをジェスチャで切り替えることが可能です。 2つのアプリを同時に操作可能なSplit Viewは、2015年に最初に導入された機能ですが、今になってGmailアプリで使用可能になりました。 Split Viewの使い方は次の通りです。 アプリを開きます。 画面の下部から上にスワイプして、Dockを開きます。 Dockで、開きたい2つ目のアプリを長押しして、Dockの外側にドラッグし、そのまま画面の左右いずれかの端にドラッグします。 ドラックアンドドロップも同時に追加 新しくなったG
iOS13アップデートでは、ファイルアプリに機能が追加され、ローカルストレージの追加や外部デバイスとの接続ができるようになりました。 あわせて、他社のクラウドストレージと連携して、ファイルアプリで閲覧やフォルダの追加なども可能になっています。 この記事では、ファイルアプリでGoogle ドライブにアクセスする方法を解説します。 Google ドライブアプリをダウンロードする まず、Google ドライブのアプリをダウンロードします。 Google ドライブのアプリを開いて、Google ドライブにログインします。 これでGoogle ドライブ側の設定は完了です。 ファイルアプリとGoogle ドライブを連携する
2019年上半期(1~6月)でスマートフォンアプリにおよそ400億ドル(約4.4兆円)の消費が行われたことが分かりました。調査対象はiOS向けのApp StoreとAndroid向けのGoogle Playで、前年同期比で15.4%の伸びとなりました。 App StoreがGoogle Playを圧倒 調査会社SensorTowerによると、2019年上半期に世界中のiOSユーザーはApp Storeで255億ドル(約2.7兆円)を消費しました。Google Playの142億ドル(約1.5兆円)よりも大幅に多い売り上げとなっています。一方で2018年上半期からの伸び率は、App Storeの13.2%に対し、Google Playは19.6%となりました。また、全体では15.4%の伸びとなりました。 一方でアプリのダウンロード数は、Google Playの16.4%の伸びとは対照的に、A
Tata Group will start making iPhones in India for the local and global markets, India’s Deputy IT Minister Rajeev Chandrasekhar announced on Friday, moments after Wistron’s board approved On the eve of the one-year anniversary of Musk taking over Twitter (now X), the company published a retrospective blog post examining how it has fared under the new management. There are a lot of numb
時計 / ウェアラブル 「もう鼻先でタップする必要はありません」 Apple Watch新ジェスチャー「ダブルタップ」開発者インタビュー
拡張現実(AR)のヘッドセットやスマートグラスの未来は、今なお流動的だ。待望の「Magic Leap」は、今年ようやく登場するかもしれない。Microsoftの「Hololens」はビジネスでの活用に可能性を見出しつつあるが、2019年には低価格な次世代モデルの登場が期待されている。Osterhout Design Group(ODG)製のような小型のスマートグラスは、Qualcommの次期チップを搭載することで好転するかもしれないが、どれほどの違いをもたらすのかは定かではない。 そして、Appleだ。米CNETが4月に報じたように、AppleはARにも仮想現実(VR)にも対応する強力なヘッドセットを開発中であるという。それが仮の試作品なのか、それとも、Appleが2年後に出荷すると言われている形に近いものなのかは、まだ誰にも分からない。だが、2020年まで待つ必要はない。Appleの「バ
新iPadだけじゃない Appleが教育現場でGoogleと大きく違うこと:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/3 ページ) Appleはコンピュータシステムを用いたハードウェア製品の企業であり、Googleは検索エンジンをスタート地点にした広告事業の企業といえる。スマートフォンやテレビ向け端末などでも、そうした立ち位置の違いが垣間見えることが少なくないが、教育市場においては、さらに違いが明確になっている。 教師がどのような課題を与え、生徒がそれをいかにしてこなし、何の成果を得たのか。教師や生徒がどのようなコミュニケーションを取り、クラスのみんながどう行動していたのか。その履歴に価値を求める企業もあれば、あくまでもハードウェア端末とそれを取り巻くエコシステムにフォーカスしてビジネスをする企業もある。 3月27日に米Appleは、米イリノイ州シカゴのプレップスクール(一流大学へ進学すること
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