Appleは現地時間7月6日、高度なサイバー攻撃の標的になっている可能性のあるユーザーを保護する対策を強化する新機能「ロックダウンモード」を発表しました。同社はまた、昨年発表したサイバー監視の研究者と擁護組織の支援を目的とした1,000万ドル(約14億円)の助成金についても詳細を明らかにしました。 少数のユーザを対象とした「ロックダウンモード」 ロックダウンモードは、イスラエルのセキュリティ企業「NSO Group」のような国家支援型スパイウェアを開発する民間企業からの、高度なサイバー攻撃の標的にされる可能性のある非常に少数のユーザーに対して、極めて高度なレベルのセキュリティがオプションとして提供されるものです。 ロックダウンモードを有効にすると、メッセージアプリに送信されるほとんどの添付ファイルが自動的にブロックされ、ジャストインタイム(JIT)と呼ばれるJavaScriptコンパイルな