東京都八王子市のスーパーナンペイ大和田店で1995年7月、店員3人が射殺された事件で、警視庁は24日、3Dプリンターで再現した現場の模型を公表した。店舗はすでに取り壊されており、関係者の記憶喚起など捜査にも活用する。事件は30日で発生から20年となる。 模型は、建物全体(縦33センチ、横26センチ)と現場となった2階事務所(縦30センチ、横24センチ)の2種類。3人が倒れていた事務所内で傾いた冷蔵庫など事件直後の状況を再現した。同庁の釣宏志・捜査1課長は「目撃者や関係者の記憶の喚起につなげたい」と話した。 事件では、従業員の稲垣則子さん(当時47)と、アルバイトの矢吹恵さん(同17)と前田寛美さん(同16)=いずれも高校2年=が頭を拳銃で撃たれ、殺害された。