原形は、カナダのあるフランチャイズ店舗で作られたもの。イベントで使用された後は倉庫で眠ったままになっていた。 視察で北米を訪れた日本KFCの幹部がその立像をみつけて、日本に持ち帰った。 日本にKFCができた1970年、日本にはまだファーストフードはもちろん「フライドチキン」という言葉も無ければ、骨付きの鶏を手で食べるという風習もなかった。 全くの無名のKFC、赤と白のストライプをイメージカラーとして屋根や看板に使っていたり、非常に明るい照明の店舗づくりをしているので、電気屋や理髪店と間違えて入ってくる人も多かった。 「こんなにおいしい食べものをもっと知っていただきたい」。何とか認知していただこうということで、立像は店頭に置かれることになった。 店舗が多くなるのに伴い、立像は全国に広がったが、日本だけのものであった。 繁華街では通行の妨げになる等、店舗の立地によって立像を設置できないこともあ