先が尖ってて、断面が丸くて、そして細長いボールペンのフォルム。これって飛行機の胴体みたいだと思いませんか? いや、見れば見るほど飛行機の胴体そのものだと言ってもいいでしょう。 ボールペンだって、こんな形に生まれたからにはノートの上を走る日常から脱して、たまには翼をつけて空気を切り裂き、大空に舞い上がってみたいと思うこともあると思います。 というわけで、文房具の気持ちを勝手に妄想し、お節介にも飛行機に変身させて、飛ばしてあげることにしました。 (萩原 雅紀) 材料の特性よりリアリティ重視 手軽に作れる飛行機といえば、紙飛行機や割りばし飛行機がポピュラーですよね。加工が容易な紙、軽量で強度のある割りばしと、どちらも材質的には飛行機作りに適しているように思います。 でも、リアリティという点で実際の飛行機と比べてみると、紙飛行機はあまりに非現実的だし、割りばしだって「細い棒状」という共通点以外は、