JR東日本は、2024年度末以降に中央線快速電車や青梅線の一部区間でグリーン車を導入します。着席サービスの提供と、混雑緩和のために導入されるこの車両。基本はこれまでの2階建てグリーン車と同じような設計なのですが、初めて両開きの扉を採用しています。なぜなのでしょうか。実は、その背景にはある名車が隠れていました。東京都日野市の豊田車両センターにお邪魔し、秘密を探ってきました。 今回投入されるグリーン車は、サロE232形0代、サロE233形0代の2形式です。セットで組み込まれ、これまで10両だった快速電車の基本編成は12両に延びます。