ブラウザにテキストファイルや画像ファイルをドラッグるすと、テキストや画像が表示され、URLが「file:///」で始まるのは皆さんご存知かと思います。 Windowsであれば、「file:///」「file:///C:/」と入力すれば、エクスプローラーのような表示を行うこともできます。 で、「何でスラッシュが3つ並んでるんだろう?」と疑問に感じていたものの、「まぁそういうものなんだろう」と、ほったらかしにしていました。 ということでこの疑問を解消すべく、「file:///」について真面目に調べてみました。 1.「file」について まず「file」は、ホストコンピュータ上でアクセス可能なファイルを示すもので、RFC1738(URL仕様)の3.10に以下の記載がありました。 3.10 FILES The file URL scheme is used to designate files a
IPv4のままでは,インターネットで使えるグローバルIPアドレスが枯渇してしまう…というわけで登場したインターネット・プロトコル(IP)がIPv6です。でもどうしてバージョン4の次がバージョン6なのでしょうか。バージョン5はどうしてしまったのでしょうか。 IPアドレスなど,インターネットに関する番号を管理する組織にIANA(Internet Assigned Numbers Authority)があります。IANAはIPのバージョンも管理しており,その管理表によるとIPv4とIPv6の間に5番目のプロトコルが存在しています。それは「ST-II」(RFC1190)という名称のプロトコルです。次世代IPとして開発されたものではなく,ストリーム指向の実験的なプロトコルで,一般が利用するものではありませんでした。 RFCが発行された時期はIPv4が1981年,IPv6は1995年です。ST-IIは
URL(Uniform Resource Locator)とURI(Uniform Resource Identifier)の構造の違いはご存知ですか? Webページのアドレスを指す場合はどちらを使うべきなのでしょう。URLを分解して「https:(スキーム)」「#(フラグメント)」「?(クエリ)」「パス(path)」などの名称・意味についても解説します。 今日は、ノウハウというよりは、豆知識を。「URL」という呼び方と「URI」という呼び方がありますが、どう違うのか、あなたはご存じですか? Webページのアドレスを指す場合は、どちらを使うべきなのでしょうか。 URLとURIは何が違うのか結論から言うと、URIとURLは同じものではありません。「URI」のほうが広い概念で、「URL」はURIの部分集合です。同様の仕組みに「URN」というものがあります。 その3つを別のものにたとえてわかりや
IPアドレスは,現状のIPv4のままでは近い将来,数が足りなくなるといわれています。そのため,IPv6への切り替えの準備が進められているのは,みなさんもご存知でしょう。 では,MACアドレスは足りなくならないのかというのが今回の質問です。MACアドレスは個々のネットワーク製品に出荷時に割り当てられています。最近はパソコンや周辺機器だけでなく家電製品などもネットワークにつながるようになったので,MACアドレスを振られる機器はどんどん増えています。 しかし,今のところMACアドレスに枯渇問題はありません。まだまだたくさんあるからです。 MACアドレスは2桁の16進数を六つ並べた「xx-xx-xx-xx-xx-xx」という形式で表します。実際は48ビットの数字列,つまり0と1が48個並んだものです。このうち最初の2ビットは識別コードとして使うので,アドレス用途として使えるのは46ビット分です。こ
受話器を上げて,電話番号をダイヤルして,呼び出し音が鳴って相手が出る---。毎日当たり前のように電話を使っていますが,電話にはネットワークの原点となる技術と工夫が詰まっています。今回,単行本『電話はなぜつながるのか』を編集して,改めて電話技術の奥深さを実感しました。電話の詳しい仕組みは本をぜひご覧いただきたいのですが,ここでは「へえぇ」と驚く電話のトリビアを少しだけ紹介します。 呼び出し音の「ルルル」はどこから来るの? ダイヤルすると,受話器から「ルルル」と相手を呼び出す音が聞こえてきます。この呼び出し音は,どこから届いていると思いますか? この音は,電話機が鳴らしているわけではありません。電話相手の近くの電話交換機が鳴らしています。例えば,東京都港区白金の友人に電話をかけたら,白金エリアの電話局にある電話交換機が呼び出し音を送ってきます。これは国際電話でも同じで,米国にかければ米国の電話
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