欧米の大学などに留学していた学生が帰国し、この秋の採用試験に向けて就職活動に励んでいます。先日、海外からの帰国生を集めた企業合同説明会に参加しました。学生からいろいろな質問がたくさん出て、こちらも説明に熱がこもりました。前向きで熱意があり、自分の考えをはっきり伝えられる。「元気がない」と言われるイマドキの若者像を吹き飛ばすような姿に、「なかなかやるじゃないか」とうれしくなりました。 2004年以降、海外へ留学する日本人学生の数は減っています。一方、経済成長が著しい中国やインドは海外留学生の数を大きく増やし、人口規模が日本の半分ほどの韓国も海外留学者の実数で日本を上回っています。閉そく感が漂う日本の「衰退」を感じさせる動きです。さらに、海外勤務を希望しない新入社員が増えているとの報告もあります。 こうした若者の「内向き志向」について、学生の皆さん自身はどう感じているのでしょうか。グローバル化