関連トピックス地震原子力発電所東京電力韓国の原子力発電所 韓国政府は4日、日本海に面する慶尚北道・蔚珍(ウルチン)で2基の原発の起工式を開いた。東京電力福島第一原発の事故後、韓国で新たな原発の建設が始まるのは初めて。5日に日本で運転中の原発が「ゼロ」になるのを前に、原発増設の姿勢を鮮明にした李明博(イ・ミョンバク)政権に、環境団体は反発している。 大統領府によると、起工式に参加した李大統領は「原油が一滴も出ない韓国にとって、原発は、選択ではなく必須だ」と述べて原発の必要性を強調。「新たな原発は、地震、津波などあらゆる災難に耐えられるようにする」と話した。 一方、韓国の原発では最近、事故や部品納入をめぐる汚職が相次ぎ発覚している。原発を運営する公営企業「韓国水力原子力」によると、朝鮮半島南西岸の霊光(ヨングァン)原発6号機で1日、原子炉の燃料棒に欠陥があることが分かった。南東岸の古里(