大相撲の大関稀勢の里(25=鳴戸)は名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)の番付発表があった25日、愛知・長久手市の鳴戸部屋宿舎で会見した。5月の夏場所は、大関陣で最高の成績となる11勝4敗とし、昇進4場所目で初めて東の正位に就いた。それでも、千秋楽に敗れて、優勝決定戦に進めなかった悔しさが募る。「忘れちゃいけないことなので(気持ちを)切り替えなくていい」と、今場所に臨む心境を明かした。初優勝を狙う意識も隠さない。ファンへ向けてのコメントを求められると「先場所は申し訳なかった。今場所は優勝できるように頑張りたい」と話した。