去年4月の関越自動車道の事故のあと、国は安全対策を強化し、高速ツアーバスの制度そのものを廃止します。 一方で、事業からの撤退が相次ぎ、この夏の帰省ラッシュにバスが不足し、路線によっては予約が取りづらいといった影響が出ることも予想されています。 乗客を乗せて高速道路を走るバスには、高速ツアーバスと、観光バスなどそれ以外の貸し切りバス、それに路線バスの3つのタイプがあります。 事故を受けて国土交通省は、関越道で事故を起こした高速ツアーバスを対象に、安全基準を厳しくし、去年7月、運転手が夜間1人で乗務できる距離を、670キロから、原則400キロに見直しました。さらに12月には、観光バスなどそれ以外の貸し切りバスも、来月1日からは路線バスも対象となり、乗客を乗せて高速道路を走るバスは、すべて厳しい安全基準が適用されるようになりました。 安全基準の見直しに先立って、国が2700人余りの運転手にアンケ