10日で5年を迎える赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」。運営する熊本市の慈恵病院の蓮田太二理事長と田尻由貴子看護部長は8日、記者会見を開き、改めて匿名性の必要性や行政との連携を訴えた。 蓮田理事長は、3月の市の専門部会が作った報告書で、同病院に子どもを預けられた8割以上の子どもが身元判明していると記されていることについて「匿名では預けられないという印象を与えかねない」と懸念を示した。 一方で、「ゆりかごに預けられないほうが望ましい。できるだけ相談して欲しい。母親も赤ちゃんも幸せになる。解決しなければいけない経済的な問題など5年でたくさん見えた」とも述べた。 また、「経済的に貧しい場合、熊本まで来ることは不可能。何カ所かできたらいい」として、赤ちゃんポストと同様に子どもを預けることができる施設を、全国にネットワーク化する必要性について訴えた。特別養子縁組については「これまで行政が関
九州では1963年の北九州市、72年の福岡市に続き、40年ぶりの政令市誕生で、全国20番目。人口は約73万7000人で岡山、相模原、静岡市に次ぎ4番目に少ない。 移行に伴い、熊本県から、都市計画の決定や国道・県道の整備、教職員の採用など317件の事務権限が移譲され、市は中央、東、西、南、北の五つの行政区を新たに設置する。 政令市移行を巡っては、市が2002年から取り組みを開始。周辺3町との合併により、国が一時的に緩和した人口要件(70万人)をクリアし、11年10月、閣議で移行が決定した。
男女共学なのに、30年以上にわたって男子生徒がいない県立第一高校(熊本市)が、男子獲得に向けた取り組みを強めている。同窓会が独自に中学生の入学希望を調べたり、専用の奨学金制度をつくったり。これからの本格的な受験シーズンを前に「男子よ、来て!」の熱烈コールが続く。 1903年開校で、校章に使われている「白梅」をシンボルに、凜(りん)とした人の育成をめざすという伝統校。だが、78年に3人が卒業したのを最後に男子生徒がいない。元々の女学校のイメージが強く、49年に共学になって間もない頃から男子獲得に苦労してきたという。 そこで乗り出したのが同窓会の「清香会」だ。昨年に男女共学推進委員会を立ち上げ、今年は熊本市内の35の学習塾に協力を求め、同校に入学を希望している男子中学生がどれほどいるかを調べた。 その結果、52人が第1志望に同校を挙げた。第2、第3も含めると117人に上ったといい、同窓生
熊本市の係長級職員2人が部下の新人職員に100万円以上の昼食をおごらせるなどしたパワーハラスメント(職権による人権侵害)問題で、停職6か月とした同市の処分について、全国から市に対し、「処分は甘い」などとする苦情の電話やメールが約1180件届いたことが分かった。 市人事課によると、処分発表を受けてテレビが報じた26日夕から苦情が入り始め、新聞に掲載された27日以降、一気に増えた。関東、関西からも含め、電話は約400件、メールは約780件に達した。 ほとんどが処分の甘さを指摘し、「懲戒免職にすべきだ」「なぜ恐喝事件として告発しないのか」と市の対応を批判。「親子ほど年齢の違う部下への行為として信じられない」「もう市役所に税金を払わない」との声もあった。幸山政史市長は「過去の事例や他市の例を参考とし、反省態度も考慮して処分した。刑法に触れるのではないかと思ったが、被害者や家族に告発の意思がなか
印刷 新人職員に正座させ、飲食代昼食代まで出させるあきれた上司――。熊本市は26日、悪質なパワーハラスメントがあったとして農水商工局の出先機関の男性係長(49)と男性技術参事(47)を停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。 市人事課によると、2人は2009年4月採用の20代の男性職員に同6月ごろから約2年半、ほぼ毎日のように職場の喫煙スペースで30分〜1時間程度の正座をさせた。その際、他の職員に怪しまれないよう、笑っているよう指示。所長課長ら職場の全職員が正座を目撃していたが、所長課長は「指導熱心と思った」という。 さらにこの職員の仕事に言いがかりをつけ、すしや焼き肉といった計100万円以上の昼食代などを払わせた。今年11月に職員の家族から「職場でいじめを受けている」と相談があり発覚。精神的な苦痛を受けたとして11月から休職中という。 市の調査に対し、2人は「新人教育で自分たちもそう
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