日本初の格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」が8日、同社初の国際線、関西―ソウル便を就航した。日本に本拠を置くLCCが国際線へ進出するのは初めてだ。 第一便は定刻の午後6時40分より数分早く関西空港を離陸し、ソウルの仁川空港へ飛び立った。魅力は何と言っても運賃。片道5280〜2万3980円で、通常、往復3万〜11万円ほどかかる航空大手より格安だ。搭乗率は約7割で、帰りの便はほぼ満席という。 ピーチはソウル線を手始めに、7月1日から香港線、9月30日からは台北線も就航する。エア・アジアジャパンは10月に成田―ソウル線と成田―釜山線を、ジェットスター・ジャパンは来年度中にアジア方面への就航を予定している。 この日、ソウル市内で記者会見したピーチの井上慎一社長は「関西には韓国に縁のある方も多く、(ソウル線は)生活路線。潜在需要を掘り起こしたい」と話した。