若い世代の圧倒的な支持を得ている動画サイト「ニコニコ動画(ニコ動)」を舞台とした国際交流が進んでいる。アニメやゲームを中心とする日本の「オタク」文化はネットを通じて世界中に伝わり、ファンを増やした。生粋のファンは今、海外からニコ動に参加し、日本のユーザーとの交流を深めている。彼ら彼女らは何を好きになり、楽しんでいるのか。実像を追うと、政府の「クールジャパン」戦略との乖離(かいり)が浮き彫りとなった。(文中敬称略)
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生産額の減少が続き、暗い話題が絶えない日本の音楽産業。この現状を打破するため、360度ビジネスや定額制音楽配信サービス、B to B事業の展開など様々な方法で業界の底上げを図っている。しかし、未だパッケージの売上を補う方法が見つからないまま、超円高により、CD売上がドルベースで世界一になるという皮肉な状況となった。 一方、海外ではフリーミアム(基本サービスを無料で提供し、上位サービスに課金する)モデルなどを利用した『ソーシャル・ミュージック』を積極的に取り入れたことで、売上が回復する国も出始めている。 SpotifyやPandora Radioが起こしたソーシャル・ミュージックのブームは、欧米各国の議会を巻き込む勢いを見せている。しかし日本の音楽シーンは、iTunesや着うたフルの時代で話が止まっており、海外のメジャーレーベルと日本の音楽産業との間には、鎖国時代のような“情報格差”が生じて
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