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ブックマーク / academist-cf.com (6)

  • ロボットやCGキャラクターからでも「人は褒められると伸びる」ことが明らかに!

    人は他者から褒められると伸びる 「私、褒められると伸びるタイプなんです!」という言葉をよく耳にしますが、この言葉には、実は科学的な根拠があります。脳神経科学の先行研究によれば、人は他者から褒められたとき、脳の報酬系関連の領域、特に腹側線条体を活性化することが知られています。線条体は記憶の定着に重要な役割を果たしています。 最近の研究では、ある運動トレーニングを行った際に他者から褒められると、運動技能が効果的に習得されることが明らかにされています。その研究では、実験参加者にある指の動かし方(キーボードのキーをある順番でできるだけ早く叩く)をトレーニングさせ、次の日にその動きを思い出して再度指を動かしてもらうという課題をさせました。参加者はトレーニング中に他者から褒められるグループとそうでないグループに分けられていました。すると、他者から褒められたグループは褒められていないグループに比べて、次

    ロボットやCGキャラクターからでも「人は褒められると伸びる」ことが明らかに!
  • 天王星は巨大衝突で横倒しになり、大蒸発の果てに小さな衛星群が残る – 新たな理論モデルの発見

    太陽系の形成と惑星の自転 太陽系では、内側の軌道に岩石を主成分とした小型の地球型惑星(水星、金星、地球、火星)があり、その外側に水素・ヘリウムガスを主成分にした巨大な木星型惑星(木星、土星)、さらにその外側に氷を主成分にした中型の海王星型惑星(天王星、海王星)があります。地球は「水の惑星」のように見えますが、海の総質量は地球全体の0.01%に過ぎず、内部に染み込んだ水を含めても0.1%を超えることはないと考えられています。地球は、中心の鉄の芯に岩石層が取り巻く、からからに乾いた惑星です。海王星型惑星も表面を取り巻くガスは全体の10%ほどです。 太陽は、銀河系に漂う水素・ヘリウムガスの密度の濃い部分が収縮して形成され、原始の太陽のまわりには収縮しきれなかったガスが円盤状に取り巻き、その円盤に微量に含まれる岩石や固体成分が凝縮して無数の小天体(微惑星)が形成されます。地球型惑星は岩石微惑星が集

    天王星は巨大衝突で横倒しになり、大蒸発の果てに小さな衛星群が残る – 新たな理論モデルの発見
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/05/20
    セレンディピティすなあ
  • 「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏

    分析哲学という分野をご存知だろうか。アメリカやイギリスなどの英米圏では、哲学といえば分析哲学のことを指すほどメジャーな分野になっている。日でも研究が盛んに行われており、3年前には若い世代の研究者が中心となり「分析哲学と文化をつなぐ」をコンセプトとした『フィルカル』という雑誌も創刊された。編集長を務める長田怜氏に、分析哲学とは一般的に思い浮かべる哲学とはどのように違うのか、『フィルカル』とはどのような雑誌なのか、お話を伺った。 分析哲学ってどんな学問? ——まずはじめに分析哲学とはどんな分野か、他の哲学との違いについて教えてください。 おそらく、日人が思い描く哲学者のイメージというのはドイツやフランスの「大陸哲学」の哲学者だと思います。ハイデガーやデリダなどの大家の哲学者がたくさんいて、彼らが主張していることを丹念に読み解くのが哲学であるというイメージを抱いている方は多いのではないでしょ

    「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/06/19
    "バウハウスというドイツの学校へ、カルナップが講演に行っていたこともわかってきました。彼がそこに行ったのは当時の建築運動と彼の研究の理念が何か共振したからだと思います" ここでもモダニズムが
  • 人はなぜ「音楽」をするのか? 文化人類学からのアプローチ – 東京大学・土田まどか氏

    クラシック音楽からロック音楽、コンサートから駅メロまで、音楽は日常のなかにあふれている。しかし、そもそも人はなぜ「音楽」をするのだろうか? この根的な問いに文化人類学の立場から研究しているのは、東京大学・総合文化研究科・博士課程1年の土田まどか氏だ。土田氏は、音のない手話の世界における「音楽」を探ることがこの問いを解き明かすヒントになると考え、インドネシアのバリ島にある「ろう者の村」でフィールドワークを行う予定である。記事では、現在進行中の研究について詳細を伺った。 ——はじめに、なぜ音楽について研究しようと思ったのか教えてください。 私は学部まで東京藝術大学で音楽学を勉強していたのですが、自分の根的な問いとして「人はなぜ『音楽』をするのか」という疑問があります。そもそも音楽がいろいろなかたちで、世界中のどこにでも存在することを不思議に思っていました。 音楽欲が満たされたり、寒さ

    人はなぜ「音楽」をするのか? 文化人類学からのアプローチ – 東京大学・土田まどか氏
  • ナメクジの出現を予測する!- 市民科学と最新統計の融合

    外来種問題は突然に 2014年7月某日、札幌市の円山原始林で私が出会ったのは、体長15cmもの巨大な豹柄のナメクジ、マダラコウラナメクジでした。私はそれを知っていました。過去に一度だけ、ドイツ・ドレスデンの森の中で見たことがあったからです。北欧原産のナメクジがどうしてここに? 慣れ親しんだ円山の森に現れた、不似合いな新参者との突然の出会いに、目眩がしました。私の知る北海道の生態系は、これからいったいどうなってしまうのか? 我々ヒトの生活への影響は? 体長15 cmほどのマダラコウラナメクジ 市民のブログが教えてくれた 予期せぬ出会いに衝撃を受けた私は、研究室に戻るや否や、飛びつくように現状を調べ始めました。わかったことは、マダラコウラナメクジが2006年に茨城県で最初に侵入・定着が確認されたということ、さらに2010年には福島県、2012年には長野県にも侵入し勢力を拡大しているということで

    ナメクジの出現を予測する!- 市民科学と最新統計の融合
  • 経済学で社会の「厚生」最大化を目指す – 香港科技大・川口康平助教授インタビュー

    なぜ、東大入試の合否を「じゃんけん」で決めてはいけないのだろうか。コンビニでパスタを買うときに、なぜ「試験」が課されないのだろうか。私たちの身のまわりには、経済学の言葉でいうところの「メカニズム」がたくさん存在している。香港科技大・川口康平助教授は、経済学者の仕事は、この「メカニズム」を追求し、社会の厚生(Welfare)を高めることにあるとする。記事では川口助教授に、経済学の目指すところと専門である産業経済学について、詳しくお話を伺った。 ——経済学というのは、何を目的にした学問なのでしょうか。 抽象的な言いかたになりますが、社会の「厚生(Welfare)」をどう高めるかを考える学問です。 ——厚生とは、どのような意味で使われているのでしょうか。 たとえば、給が余った状況を考えましょう。できれば残さずに配分したいですよね。これは「資源配分問題」と言われる、経済学の最も基的な問題です

    経済学で社会の「厚生」最大化を目指す – 香港科技大・川口康平助教授インタビュー
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