「数学を究めてビジネスになるの?」 東大数学科発のベンチャー企業を直撃 数式の力で社会課題を解決するには 「宇宙という書物は数学の言葉で書かれている」と、ガリレオ・ガリレイは語りました。その考えに則れば「直角三角形の3辺の長さの関係を表す三平方の定理もピタゴラスがゼロから『考え出した』ものではなく、彼が『見つけた』ものです」と、Arithmer(アリスマー)株式会社代表取締役社長の大田佳宏氏は語ります。 同社は最先端の高度数学を応用したAI技術を開発する、東京大学で初めての「数学ベンチャー」。数学を究めれば、世の中に存在する数多くの課題に解決策を見つけられるという信念のもと、現在は既に7つの分野に渡って20種類以上のソリューションを提供し、ネクストユニコーン(評価額が10億ドル以上の非上場のスタートアップ企業)の有望株となっています。 日本クリエイション大賞2020で社会課題解決貢献賞を受