現在、世界中で大きな話題を集めているChatGPTだが、はたしてこの技術は製造業の現場やロボットにどれほど影響を与えるのだろうか。大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻(豊中キャンパス)教授 兼 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)フェローの石黒浩氏はAIによって人間のようなロボットが登場しはじめれば、「日本が再び世界の製造の中心として復権していくチャンスが訪れる」と語る。石黒氏に製造業の未来を聞いた。
人工知能(AI)を搭載したAIスピーカーが日本に上陸した。ここ数年日本ではコミュニケーションロボットが相次ぎ登場したが、実証実験や試験導入にとどまる例が少なくない。ロボットに比べ機能をそぎ落としたAIスピーカーはどんな変化をもたらすのか。コミュニケーションロボットを研究する大阪大学の石黒浩特別教授に聞いた。 ―AIスピーカーへの受け止めは。 「AIスピーカーは対話ができず、『音声入力スイッチ』や『音声入力検索器』といったところだ。音楽再生や天気確認以外の用途が広がらないと厳しいだろう。人間のパートナーになるには対話が必要になる。コミュニケーションロボットが本命だ。少し前のコミュニケーションロボットは音声認識が弱かった。アマゾンのAIスピーカー『エコー』が売れたおかげでマイクロホンアレイの単価が下がった。マイクロホンアレイは複数のマイクを組み合わせて生活雑音とユーザーの声を聞き分ける。この効
ドワンゴ、大阪大学石黒研究室、パルコは2月15日、ネットとリアルを活用し、女性型アンドロイド(人間型ロボット)をユーザーとともにアイドルへと育てる共同企画「アンドロイド『U』育成プロジェクト」を開始すると発表した。 このプロジェクトでは、石黒研究室が開発した自律的な対話もできるアンドロイドの「U」を、ネットとリアルからアプローチし、これまでにない社会的存在感のある“アンドロイドル”に育てることを目指す。 人と豊かにかかわるアンドロイドを創成するための社会実験として“アイドルの育成”という手法を用いたという。 ドワンゴでは、「ニコニコ生放送」を通じて、ユーザーとのさまざまなインタラクティブな企画を提供。スムーズで自律的な対話システムの構築をサポートするほか、未完成なアンドロイドルが人とのコミュニケーションによって完成されていく様子をエンターテイメント化して提供する。 Uが出演するニコ生は、池
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