日本各地には「ご当地ルール」と俗に言われる、その土地ならではの独自運転マナーあるいは運転慣習が存在する――とされている。特に有名なのは以下5地域の“ご当地ルール”だろうか。 ・名古屋走り(愛知県) ・茨城ダッシュ(茨城県) ・伊予の早曲がり(愛媛県) ・松本走り(長野県) ・岡山ルール(岡山県) このほかにも「播磨道交法(兵庫県)」「阿波の黄走り(徳島県)」など、しゃれたネーミング(?)を持つご当地ルールが多数あるとされているが、それらのすべてをここで詳しく紹介する意味はない。 なぜ意味がないかといえば、各地のご当地ルールはそれぞれネーミングこそ異なるものの、その内容はおおむね下記の3パターンに集約されるからだ。 ■パターン1:右折時の早曲がり 右折待ち時、前方の信号が青に変わったら即座に急発進し、対向直進車よりも早く交差点を抜ける。あるいは対向車線に直進車が来ていても、構わず強引に右折す