去年、世界中で発見されたおよそ1万8000種の新種の生物の中から注目すべき10の新種をアメリカの研究機関が発表し、初めて日本の近海に生息するフグなど2種が選ばれました。 21日、去年発見された1万8000種の中からことしのトップ10を発表し、初めて日本に生息する2種が選ばれました。 このうち、鹿児島県奄美大島の近海で発見された「アマミホシゾラフグ」は、海底に砂を使って直径2メートルほどの幾何学的な円形を描くのが大きな特徴です。この円形は、雄が雌を引きつけるために作る産卵のための巣で、こうした複雑な巣を作る魚は極めて珍しいということです。 また、沖縄の近海などで見られる、青や赤、金など、さまざまな美しい色合いを持つハナビラミノウミウシの仲間も選ばれました。 研究所によりますと、これまでに発見された生物はおよそ200万種に上りますが、世界には、まだ1000万種の未発見の生物が存在するとみられて