電子書籍でも日本上陸の準備を進める米アマゾン。迎え撃つ日本の電子書籍端末と電子書籍配信サイト。新しい局面を迎え、情勢は急速に進展している。今年、日本でも電子書籍普及の幕が開くのか。 「2、3年前の米国と似ている」。昨年末に電子書籍端末「リーダー」の新製品を発売したソニー。企画・コンテンツビジネス部の野村秀樹プロデューサーは、日本の電子書籍マーケットの混沌とした状態をそう例えた。 電子書籍にビジネスチャンスありと見た当時の米国では、多くの端末や配信サイトが登場したが、「最近はその数も絞られている」と野村氏。混沌とした状態が終わり、電子書籍を読むことが定着したというのだ。 日本の電子書籍ビジネスが急展開している。電子書籍を読めるタブレット端末が相次いで売り出され、電子書籍の配信事業者が多数誕生した。特に昨年は、出版社、書店、印刷会社、メーカーなどの協業が急速に進んだ。背景には今年にも日本市場へ
村上龍に聞く、震災と希望と電子書籍の未来(後編):電子版「ラブ&ポップ」をGALAPAGOSでリリースしたその理由(1/3 ページ) 作家、村上龍氏の代表作の1つ『ラブ&ポップ』の電子書籍版がTSUTAYA GALAPAGOSに登場した。G2010を立ち上げ電子書籍の世界に飛び込んだ村上氏は今、この新しいメディアに対してどのような想いを抱いているのか。気鋭のジャーナリスト、まつもとあつしによる村上氏へのロングインタビューの後編でそれが明らかになる。 ―― 今ご自身の作品では、リッチ化を重要な要素として打ち出しておられますが、それを作る際のワークフローには変化がありましたか? これまでのような紙の本を書くのとはまったく異なっていたりするのでしょうか? 村上龍 うーん……映画が台本・脚本がないと、各パートが準備できないのと同じで、リッチコンテンツの小説でもやっぱり、テキストが一番ベースになるん
「電子書籍ってどこを押さえておけばいいの?」――忙しくて電子書籍市場の最新動向をチェックできない方のために最新動向を分かりやすくナビゲートする「eBook Forecast」。今回は、先日開催された「第15回国際電子出版EXPO」前後に起こった出来事を中心にお届けします。 国内の出版業界の複雑な構造なども相まって、ブレイクしているのかどうか分かりにくい国内の電子書籍市場。ICT総研が行った電子書籍コンテンツの国内需要予測調査によると、2015年度の電子書籍コンテンツ市場は1890億円(2010年度比で8.2倍)とまずまずの成長予測となっています。 この数字は、これまで国内の電子書籍市場をけん引してきたケータイコミックの市場も含んでいますが、2013年にはスマートフォン/タブレット/電子書籍専用端末向けの電子書籍市場がそれを逆転するとしており、「コンテンツホルダーである出版社の電子書籍への取
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