虐待事件が起きた東京 八王子市にある精神科の「滝山病院」で、根拠が不明瞭な診断がされ、副作用のおそれのある薬が投与された可能性があるという指摘を受け、加藤厚生労働大臣は個別事案への言及は控えるとしつつ「不適切な医療の疑いに関しては事実関係を確認した上で厳正に対応する」と述べ、東京都などと連携して実態把握を進める考えを示しました。 東京 八王子市にある精神科病院「滝山病院」では、入院患者を暴行したとして看護師ら5人が逮捕や書類送検されていますが、発覚後、患者の家族などから治療についても疑念を訴える声が寄せられています。 このため、NHKが家族の協力のもと患者10人のカルテを入手し、複数の専門医に分析を依頼したところ、カルテ上5人の患者について根拠となる異常が認められないまま「急性心筋梗塞」と診断され、副作用のおそれがある薬が投与された可能性があると指摘されています。 これについて、30日の閣