東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会協賛社などから賄賂を受け取ったとして受託収賄罪に問われた大会組織委員会元理事の高橋治之被告(79)が共同通信のインタビューに応じた。無罪主張の高橋被告は、重要な争点となっている自身のマーケティングの職務権限を否定した上で、組織委会長だった森喜朗元首相(86)に対し「裁判に出てきて、本当のことを言ってほしい」と証言を要請した。
洋上風力発電をめぐり、秋本真利衆議院議員が風力発電会社側からおよそ3000万円を受け取ったとされる事件で、風力発電会社の社長が、東京地検特捜部に対し、秋本議員への贈賄の容疑を認める意向を示していることが弁護士への取材でわかりました。 一方、秋本議員は、これまでのところコメントなどを出していません。 政府が導入拡大を目指している洋上風力発電をめぐり、秋本真利衆議院議員(48)が東京の風力発電会社「日本風力開発」の塚脇正幸社長(64)からおよそ3000万円を受け取ったとされる事件で、東京地検特捜部は収賄の疑いで秋本議員の事務所などを捜索し、捜査を進めています。 塚脇社長の弁護士はこれまで、提供した資金は秋本議員とともに設立した馬主組合の運営費で秋本議員個人に提供したものではなく、賄賂にはあたらないなどと主張していましたが、東京地検特捜部に対し、塚脇社長が一転して秋本議員への贈賄の容疑を認める意
Published 2023/04/27 19:25 (JST) Updated 2023/04/27 23:46 (JST) 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会の会長を務めた森喜朗元首相(85)が昨年、参考人として東京地検特捜部の事情聴取を受けた際、広告大手電通元専務の高橋治之被告(79)=受託収賄罪で4回起訴=の理事就任について、組織委のマーケティングなどのために「便利だと考えた」と供述していたことが27日、関係者への取材で分かった。 副会長を務めた日本オリンピック委員会(JOC)前会長の竹田恒和氏(75)から、スポンサー募集の専任代理店を担う電通出身であることを理由に高橋被告を推薦され、森氏も同社出身の理事がいた方がいいと考えたと特捜部に説明したことも判明した。 事件の公判で検察側は、竹田氏の推薦があったとの森氏の供述調書の要旨を朗読したが、電通を意識したとのよ
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東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約をめぐり、組織委員会の元理事と紳士服大手の「AOKIホールディングス」の前会長らが逮捕された贈収賄事件で、AOKI側の幹部が、元理事と面会した際の発言内容などを記録した複数の文書を作成していたことが関係者への取材で分かりました。 東京地検特捜部はこれらの文書を入手し、元理事とAOKI側との詳しいやり取りの解明を進めているものとみられます。 逮捕された元理事と前会長は、いずれも容疑を否認しているということです。 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)は、AOKIホールディングス前会長の青木拡憲容疑者(83)ら3人から、大会のスポンサー契約などに関し総額5100万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。 青木前会長らは2017年1月以降、都内の飲食店などで元理事とたびたび面会し、
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