その影響が世界規模で出ている新型コロナウイルス。その中で顕著なのが虚偽情報の拡散だ。こうした中、河野防衛大臣を装った虚偽のツイートが台湾で拡散する事態が起きていた。この虚偽ツイートは台湾政府を批判する材料として悪用されていた。(立岩陽一郎、池雅蓉) 「日本の大臣が台湾の人に向けて発信したツイートが台湾で拡散されて話題になっているが、事実かどうか確認して欲しい」 そういう依頼が、台湾でネット情報の真偽の検証を行っているTFC=台湾ファクトチェックセンターから届いた。 問題のツイートは、河野防衛大臣のツイッターを名乗っており、「台湾から五十万のマスクが安着しまして、台湾の安全を祈ります」と日本語でツイートされたことになっている。発信者欄には、「河野太郎」と書かれて河野大臣の顔写真がついている。見た目は河野大臣が個人で行っているツイートの様に見える。「リツイート」「いいね」は6000を超えて、T