「娘はHPVワクチンの定期接種の打ち逃した世代。キャッチアップ接種の通知が来たけど、よくわからないからそのまま放置している」(高校3年生女子の母親) 「子宮頸がんにかかったら、って思うと心配だから接種したいけど、親が打たせてくれない。友だちの親もそんな感じ」(中学3年生女子) 日本でのHPVワクチン接種は、積極的勧奨が差し止められていたときに1%まで落ち込んだ接種率は徐々に回復しつつあるが、上記のコメントのようにHPVワクチンの情報をよく知らない人、誤解している人は少なくない。積極的にわかりやすい情報配信をしている自治体もあるが、正直まだばらつきもある。 また、こんな体験を編集部に寄せてくれた方もいた。 「高校受験が終わった際に娘と話して、2023年から新しく始まったと通知が来た9価を打つことにしようと決断。しかし先日産婦人科に申し込みをしたら受付で、『え? 4価でなくて9価がいいんですか