メキシコで、ことしオープンしたばかりのショッピングモールが倒壊し、建物が倒れて多数の犠牲者が出た去年の地震のあと開業した新しい商業施設だけに、構造上の欠陥がなかったか専門家が詳しく調査しています。 倒壊する瞬間の映像には、窓枠から次々に窓が外れて落下し、数秒後に建物が崩れ落ちてほこりが立ち上る様子がとらえられています。 市によりますと、崩れたのはオフィス部分で、当時モールにいた人たちは大きな物音に気づいて一斉に外へ避難したため、死者やけが人はいないということです。 メキシコでは、およそ1万人が死亡した1985年の大地震のあと建物の建築基準が厳格化されましたが、去年起きた地震でもメキシコシティーで相次いで建物が倒壊し、多数の犠牲者が出たため、建築基準が守られていないのではないかという懸念が広がっています。 今回、倒壊した建物は去年の地震のあと開業した新しい商業施設だけに、構造上の欠陥がなかっ