北九州市教育委員会は21日、同市小倉南区の小学校の男性講師(30)が児童の手をひねり骨折させるなどしたとして、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にし、発表した。 市教委によると、講師は5月12日、担任を務める4年のクラスで授業中、宿題や教科書の忘れ物が多い男児に注意した際、右手首をつかんで背中側にひねったという。3日後に病院を受診し、骨折と分かった。 講師は2月にも当時3年の別の男児が座っていた椅子を後ろに引き、はずみで男児は頭をオルガンにぶつけたという。 市教委の説明では、骨折した男児の保護者の意向もあり、講師は担任を続けている。(宮野拓也)