ロシアによるウクライナでの戦闘行為を表現するにあたり、「戦争」「侵略」「侵攻」など、国やメディア、発言者ごと表現にバラつきが見られます。その点に注目すると、この件に対する各々のスタンスが透けて見えるかもしれません。 侵攻開始から4か月 定まらない呼称問題 2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻は4か月が経過し、日本国内では引き続き高い関心を持ってその動向に注目が集まっていますが、そこで気になるのが呼称問題です。 拡大画像 ウクライナ兵と、破壊されたロシア戦車(画像:ウクライナ国防省)。 たとえば、この事態を「ロシアによる軍事侵攻」と表現する向きもあれば、「ウクライナ戦争」「ロシアによるウクライナ侵略」など、メディアごと、発言者ごとにさまざまな呼称がなされているのです。 「戦争」という呼び方は国際法的にどう考えられる? もちろん、それぞれの呼称は異なる背景のもとで