人気ロックバンド「RADWIMPS」が6月6日にリリースした新曲「HINOMARU」の歌詞が波紋を広げている。「この身体に流れゆくは 気高き御国の御霊」「さぁいざ行かん 日出づる国の御名のもとに」といったナショナリズムを高揚させるような言葉が散りばめられているからだ。
外国人の友達と靖国神社に参拝? 人気フォークデュオ・ゆずの新曲「ガイコクジンノトモダチ」(北川悠仁作詞・作曲。4月4日発売のアルバム『BIG YELL』に収録)の内容が政治的だとして話題になっている。 一部で炎上状態といっていいほど盛り上がっているが、本当に政治的に危険なものなのだろうか。 筆者は、政治と音楽の関係を長らく調べてきたので、どれどれと思い、さっそく歌詞を読んでみた。すると、うーんと唸ってしまった。 まずは、その内容を確認してみよう。 外国人の友達ができた。その友達は日本が好きで、「あなたは[日本の]どこが好きですか?」と訊いてくる。それにたいし「僕」は、自分が生まれ育った国に無知なことに気づき、少し戸惑ってしまう。 <なのに 知らないことばかりじゃないのか?> ここまでなら国際交流につきものの話だ。だが、歌詞はここから急展開する。 <なのに 国歌はこっそり唄わなくっちゃね>
そのいっぽうで、彼は保守論壇の常連であり、みずからが支援する政治家の応援歌をいくつも手がけている。稲田の応援歌もそのひとつとして作られたものである。 そのうえであらためて「稲田朋美の歌」を聴き返すと、なるほど間奏部分にドラクエの懐かしい響きがないではない。現代日本らしい政治と音楽の結びつきがここにある。 右から2番目がすぎやまこういち 「ドラクエ11」の発表会見にて ©時事通信社 アメリカ大統領選挙でも名前を連呼 もっとも、政治家がみずからをアピールするために歌を活用することはよくある。その典型はアメリカ大統領選挙のキャンペーンソングだ。「稲田朋美の歌」のように、名前を連呼するものも少なくない。 たとえば、ジョン・F・ケネディ候補のキャンペーン・ジングルは、「ケネディ、ケネディ、ケネディ、ケネディ、ケネディ、ケネディ……」という歌詞ではじまる。 興味のあるかたは、「Kennedy 1960
この5日ほど、「音楽に政治を持ち込むな」という声が各方面から聞こえてくる。 この話題は、私の知る限り、もう5年ぐらい前からくすぶっていて、時々思い出したようにインターネット上で再燃している。 今回の再炎上は、フジロック(正式には「フジロックフェスティバル」)という1997年以来毎年開催されている野外ロックフェスティバルに、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の代表理事である奥田愛基氏がキャスティングされたことに端を発したものだ。 ツイッター上でも「#音楽に政治を持ち込むなよ」というハッシュタグ(特定の話題を #〔ハッシュ記号〕付きの表題でまとめる機能)が登場して、以来、議論が白熱している。 音楽一般や政治全般の話をする前に、このたびのフジロックに津田大介氏と奥田愛基氏が出演する問題に限定して、私の結論を明らかにしておく。 現在、ネット上で展開されている論争は、「音楽とは何か」
自民、民主、公明など超党派の有志議員が2日、演歌や歌謡曲を支援する議員連盟「演歌・歌謡曲を応援する国会議員の会」の発起人会合を国会内で開いた。演歌や歌謡曲を日本で生まれ、発展した文化と捉え、振興を目指す。 会合では、今村雅弘元農林水産副大臣があいさつし、「日本の国民的な文化である演歌、歌謡曲をしっかり応援しよう」と呼びかけた。会合には歌手の杉良太郎さんも出席し、「演歌や歌謡曲は若者からの支持が低い。日本の良い伝統が忘れ去られようとしている」と危機感を表明し、支援を求めた。 議連は月内に発足の予定で、会長には自民党の二階俊博総務会長を内定した。今後、議連では地方のカラオケ大会などに歌手を招いて演歌や歌謡曲に直接触れる機会を設けて愛好者の裾野を広げるなど、振興策を検討する。
音楽ジャーナリストが、とある大手の会社にCD制作で関わった際、「平和」という言葉は護憲と思われ、かえって偏向しているようなイメージなので、好ましくないと言われたとツイートし、話題になっている。 ある大手の会社からクラシックの編集企画盤CDの選曲を頼まれたので、「心の平和」というテーマを提案したら「平和」はいまはNGですと言われたこともあった。「昨今の状況に鑑みて弊社が護憲と思われるのはかえって偏向していると思われるので”平和”は好ましくない」とのこと。今やそういう時代。 — 林田直樹:「そこにはいつも、音楽と言葉があった」(音楽之友社) (@doyoubinohon) 2015年12月15日 投稿者は、音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹さん。さすがに会社名までは出していないものの、大手から編集企画盤のCDの選曲を依頼され「心の平和」というテーマを提案した際に、「平和」という言葉が護憲して
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でフランス、パリで起きた同時多発テロについてトーク。コンサート会場を襲撃されたバンド、イーグルス・オブ・デスメタルや、アメリカ国内の反応などについて話していました。 (町山智浩)ということでですね、今日はちょっと予定を変更して、パリの同時多発テロのことについてお話したいんですけど。まあ、どういうことが起こっているか?はだいたいみなさんご存知だと思うんで。まあ、80人以上が射殺されたコンサートホールでコンサートをやっていたアメリカのバンドについて、お話したいんですよ。 (赤江珠緒)ああー。はい。 (町山智浩)いったい何なんだろう?って。バンド名がですね、イーグルス・オブ・デスメタル(Eagles Of Death Metal)っていうバンド名なんですね。イーグルス・オブ・デスメタル。で、デスメタルっていうとみなさん、まあ知ってますよね?ある程度、ど
「スタジオ・ボイス」83年5月号の坂本龍一インタビューなんだけど、社会的関心全然ないんです以降の発言を読むと、昔はこんなだったのね、とか思います。 https://t.co/kx1ee2Ny5A
香港(CNNMoney) 米歌手テイラー・スウィフトさんによる中国市場向けの活動が、当局の検閲で大幅に制限されかねないとの観測が出ている。過去にも政治的な理由から中国での公演ができなくなった欧米のアーティストはいたが、スウィフトさんの場合はアルバムのタイトルやアーティスト名そのものが問題視される可能性がある。 ワールドツアーの一環で11月に上海を訪れる予定のスウィフトさん。来月にはオンラインストアを通じて最新アルバム「1989」の関連グッズが中国国内でも販売されることになっている。 ところが自身の生まれた年にちなんだこのアルバムのタイトルは、民主化運動を当局が武力弾圧した天安門事件の起きた年と同じ。さらにスウィフトさんの頭文字の「T・S」も事件のあった天安門広場の英語名(Tiananmen Square)を想起させる。 中国の検閲当局は、天安門事件に関連する記述や言葉をインターネット
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