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本とイラクに関するmorobitokozouのブックマーク (1)

  • 『死体展覧会』ハサン・ブラーシム|ナイフと脳髄が飛んでゆく - ボヘミアの海岸線

    「君は震えているな」 ――ハサン・ブラーシム『死体展覧会』 暴力と殺戮と幻視 イラク生まれの作家ハサン・ブラーシムは、混濁したイラクの日常を煮詰めて、澄み切った暴力の結晶として描く。暴力の結晶は赤黒い光を放って乱反射して、血と脳髄とナイフが飛び交う幻想を生み出す。 書の暴力は、握手していた自分の手がいきなり切り落とされるような、唐突に殺戮にぶち当たる種類の恐ろしさだ。歩いていたら銃殺されたり、事をしていたら自爆用の爆弾を体にくくりつけられたり、登場人物たちは日常を生きているだけで暴力と殺戮にさらされる。 死体展覧会 (エクス・リブリス) 作者: ハサン・ブラーシム,藤井光 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2017/10/24 メディア: 単行 この商品を含むブログ (4件) を見る ブラーシムの描く暴力は、前後の脈絡がない。世の中の暴力はたいてい政治的な背景、正義や建前があるも

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