アトゥール・ガワンデ氏はアメリカの外科医です。「コード・ブルー」の著者として有名です。 なにかの本で紹介されていたから購入したはずですが・・・ハテ何の本だったか? 100 メートルを超える高層ビルは、どのようにして建設されるのか? 飛行機は複雑な乗り物であるのに、どうしてあんなに事故が少ないのか? 医師であるガワンデ氏は、その疑問をクリアにすべく、その道の専門家に会いに出かけました。 そして発見した事実は、そう、建設業界も航空業界も、内容の差こそあれ 「チェックリストを使用することで、未然に事故を防いでいる」ということでした。 事故の防止にチェックリストが有効であると気付いたガワンデ氏は、 自分の勤める病院での医療事故を防ぐべく、チェックリストの作成に取り掛かります。 そしてそれを使用したところ、ミスを劇的に減らすことに成功したのでした。 哲学者サミュエル・ゴロビッツとアラスデア・マッキン
日本人は一生のうち、一度は交通事故に遭遇して負傷するか死亡する可能性があるという。本書は、その確率をより小さくするための一助となる。 著者は早稲田大学の教員で、行動特性の観点から交通事故におけるヒューマンエラー分析を行ってきた。その知見を元に、人間心理、車の構造、交通システム、運転環境の視点で、「どうしたら事故を減らせるか」に迫る。人は間違いをするものだが、車が衝突するかしないかは、ドライバー次第であるという主張に身が引き締まる。事故る人と事故らない人のあいだには、運以外のものが沢山あることが分かる。 「人は間違える」という前提で、「物陰から急に飛び出してきた」という証言や、「とっさのことで間に合わなかった」という説明が再検証される。突然、危険が発生したかのように聞こえるが、実はその前に判断材料があるにもかかわらず見落とし、判断せずに進行してしまったため事故に至ったケースがほとんどだという
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