志賀直哉も作ったカレーライス 昭和27年の初夏。 第16号の「料理店にまけないカレーライス」です。 大橋鎭子三姉妹もカレーが大好きで、大橋家のカレーはこのレシピをもとにしていたとか。 小説家の志賀直哉がこの記事を見て自分で作り、「書いてある通り作ったら、おいしくできた。暮しの手帖は役に立つ」と会う人ごとに宣伝してくれたというエピソードがあります。 料理店にまけないカレーライス 材料(五人前として) 鰹節 30匁 バター 30匁 玉ねぎ 半個 メリケン粉 40匁 カレー粉 茶さじ4杯 にんじん 1個 リンゴ 1個 トリ肉 100匁 じゃがいも 3、4個 にんにく 1片 塩 ★1匁 = 3.75 グラム 材料をみて、「えっ、カツオブシ?」と 驚きます。 「なぜ、カレーにカツブシだしなの?」 その答えも見つけました。 (この記事のおしまいにあります) わずか2ページの記事ですが、昭和初期は、カレ