古き良き青林堂をしのぶ。追憶・長井勝一 生前最後のインタビュー 「漫画雑誌『ガロ』会長・長井勝一(現代の肖像)」 『ガロ』編集長・長井勝一「貧しかったけど、心は貧しくなかったよな」 「白土三平さんと会うまで金もうけりゃいいってね、漫画本出してた」 「世の中から差別をなくすことを、底の底に持った雑誌を出版していこう」 南伸坊「渡辺和博がよくいうんですよ、学校みたいだったよな」 漫画雑誌『ガロ』が30年間続いた秘密は 付記「青林堂に関連する一連の報道について」(山中潤) 『ガロ』編集長・長井勝一「貧しかったけど、心は貧しくなかったよな」 漫画家・白土三平に口説かれた。「漫画雑誌をやろう」。忍者漫画を通して人間の本質を描く白土の真摯さに、本気になった。 水木しげる、つげ義春───。思想をもった作品を生んだ『ガロ』は、創刊者長井の度量が人をひきつけ、作家の個性を伸ばした「学校」でもあった。 土曜日