[サンフランシスコ/ワシントン 28日 ロイター] - インターネット交流サイト(SNS)大手の米フェイスブックが先月、ベトナム戦争の象徴的な写真を削除して世界的な騒動を巻き起こしたことを受け、同社幹部はすぐさまそれを撤回し、掲載を認めた。 だが元フェイスブック社員2人がロイターに語ったところによると、ナパーム弾でやけどを負った裸のベトナム人少女の写真は、かつて同社の社内研修で削除されるべき投稿の一例として使われていた。 研修担当者はこの写真について、歴史的意義はあるものの、苦しんでいる裸の子どもが写っており、同意なしで撮影されたものであるため、フェイスブックの規約に違反すると、コンテンツを監視する社員に話したという。 フェイスブックは、最小限の自由裁量で一様に適用できるルール作りに苦心している。しかし戦争写真の削除撤回は、同社幹部トップが時に会社の規約や、数多いコンテンツ監視担当者の意向