5年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像をめぐり、韓国の寺が「中世に日本の倭寇に略奪されたものだ」と主張して引き渡すよう求めていた裁判で、韓国中部のテジョン(大田)地方裁判所は、26日、「仏像は過去、正常でない形で対馬に渡った。韓国の寺に所有権があるとみられる」として仏像を韓国の寺に引き渡すよう命じる判決を言い渡しました。
外務省ウェブサイトでは今まで韓国を「我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」と表現してきたのだが、3月2日になって「我が国にとって最も重要な隣国」と表現を変えたそうだ(J-cast)。韓国を専門とする政治学者の浅羽氏は前の文言が好きだった*1のでショックを隠せないようだがtogetter)、韓国の政府や司法が国民情緒に大きく振り回されている現実を認めたものに過ぎないし、日韓関係に夢を見なくなったのは評価できる。 1. 日韓で条約を含めた実定法の尊重の程度が異なる 日本政府が日韓で共有していないと見なす基本的価値は何であろうか。浅羽氏は自由と言っているが、実定法の尊重であろう。国民情緒に合うという条件さえ満たせば、韓国では司法は実定法に拘束されない判決を出せる(国民情緒法)。戦時徴用工賠償裁判では日韓請求権並びに経済協力協定の条文の一部を無効とする判決が出ている
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