このような状況の中、刑法犯の認知件数は減少しているにもかかわらず、治安に不安を感じている人が少なくないのが実情です。令和3年12月に内閣府が行った「治安に関する世論調査[PDF:517KB]」では、「最近の治安に関する認識」の問いに対して、「悪くなったと思う」「どちらかといえば悪くなったと思う」という回答が合計で54.5%と半数を超えています。 また、「日本社会に関する認識」の問いに対して、「人と人とのつながりが希薄となった」という項目をあげた人は54.1%で、2番目に多い回答となっています。 人と人とのつながりが希薄になっている中では、周囲に対して無関心であったり、近所に住む人の顔や名前も知らなかったりするために、不審者が近所をうろついていても気づかない、見て見ぬふりをするなど、地域社会の犯罪を防止する力が低下すると言われています。 地域社会の犯罪を防止する力が低下するということは、自分