韓国、中国漁船を拿捕、初の発砲で１０人拘束 斧や鉄パイプで激しく抵抗 - MSN産経ニュース【ソウル＝加藤達也】４日付の韓国紙中央日報は、韓国・黄海の排他的経済水域（ＥＥＺ）で違法操業していた中国漁船２隻が取り締まり中の韓国海洋警察庁の警備船に激しく抵抗、警備船側は発砲の上、漁船を拿捕（だほ）したと報じた。 同紙によると、３日午後４時ごろ、韓国忠清南道泰安沖の格列飛列島南西方の韓国側ＥＥＺで違法操業中の中国漁船２隻を警備船が確認した。 船内検問のため停船を求め、警察官が乗り移ろうとすると、斧（おの）や鉄パイプなどで武装した漁船員が激しく抵抗。警察官側は船員に向け銃で実弾を発射して制圧し、違法操業容疑で計１０人を拘束した。この際、弾丸が命中した中国船員１人がひざにけがを負った。違法操業漁船員の抵抗に海洋警察側が発砲したのは初めて。 漁船はイシモチ漁のために韓国のＥＥＺに侵入したとみられている。 捜査当局は今後、特殊公務執行妨害容疑でも合わせて捜査する方針。
